捨次郎(すてじろう)…第二話 《小説》捨次郎は軍服を身に纏っていた。 浩二は父の軍服姿を初めて見ることになる。 浩二は緊張していた… 捨次郎は無口で、ほとんど捨次郎と会話と言うものをした記憶がない。 緊張している浩二を察するか如く 捨次郎はぽつりと口を開く。 「お母ちゃんは?」 浩二「お腹に子どもがいるので呉には行 けないと伝えてくれと…」 捨次郎「…」 その後 捨次郎は言葉を発することはなかった。 軍港として栄える呉の港町を二人は無言のまま歩き始め、宿屋へと向かう… 第三話に続く…