海が見たい

そう思った。

朝日の昇る、海が見たい。


日本の西側で育った私がよく目にするのは、海に沈む太陽。夕焼けの、海。


もう30数年前。私は東アフリカに住んでいた。そして休暇の時期によく向かっていたのはインド洋に面したモンバサやマリンディ。アフリカに住む私たちにとって、朝日の昇る海。

      (画像はフリー素材サイトから)


あの、夜から朝にかけての凛とした空気感。仄かな薄明かりが徐々に強い光に変わっていく。真っ白な砂と変わらず打ち寄せる波の音。


海が見たい。

海が聞きたい。

海を感じたい。


沸き上がった衝動を抑える気もなく。

九州の東側の海岸をリサーチする。

車で2時間。。。日の出は6時。4時、、、いや3時過ぎに出れば間に合うはず。











早めに部屋に戻るが眠れない。

ウトウトしても目覚める。

12時前に入眠し、1時半過ぎに目覚める。あと一時間は寝ておきたい。。。











目覚めると5時半。

アリエナイ。



確実に、海なんてたどり着けない。高速使っても1時間半。。。




庭に出る。

まさかの曇天?
あー、天気まで見てなかった。




昨日その存在に気づいた薄橙色の曼珠沙華。
昨日の夕方までは2本だったのに、夜のうちに3本梅が花芽を伸ばす。
足元にはまた、先日とは違った種類のキノコ。一見マッシュルームのようにも。
ノーマルな赤い曼珠沙華。彼岸花、という呼び方は個人的に好きじゃない。この花の形状には曼珠沙華のほうがしっくり来る気がする。
まっすぐ 天に向かう蕾。




曇りじゃん。朝日、間に合ったとしても雲で見れなかったんじゃん。。。
そう自分を慰めつつ、未練がましく天気をググる。





ーこれ、気づいちゃいけなかったヤツ。。。