現場での役割 | 零細プロダクション代表のBLOG

現場での役割

撮影の仕事とは、ことグラビアで言うと「戦場」ではない。割とゆっくりとした空気が流れるものだ。ただそれは「自分のチーム」で仕切りをしているときに限る。

先日、グアムでの撮影をしてきた。これはボクともう1社とでキャスティングをし、メーカーから制作費を頂き撮影をすることとなったのだが、「ひとり4役」というこれまで体験したことのない現場となった。通常であればスチールのカメラマン、VTRやメイク、スタイリストはボクの気心の知れたスタッフを帯同させる。場合によってタレントマターのメイクやスチールということが稀にあることもあるが、今回はメーカー指名。また、ロケ現場のリクエストの回答が当日までなく、スケジュールを現場で組まなくてはならない。衣装と現場の雰囲気がロケ地ですり合わせなくてはならない。そしてサブカメラを回しながらプロデュース業をしなければならない…。

結果的には事なきを得た(と思っている)が、さぞかしタレントさんも事務所も不安であっただろうとかなり反省している。色々と言い訳にしたいのは山々ではあるが、とても勉強になった現場であった。