家事の話のついでに、できればしたくない家事全般。
親の家に住んでいた子供のころにはわからなった、大変さ。
実家は夫婦と娘の三人家族、私の今の家事量に比べたら楽勝じゃん。最高で9人の家族を抱えて4世代で生活したことがある私のほうが大変だったとは思う。
母は専業主婦で今考えると優雅に趣味やボランティア活動などやっていた。娘って手がかからないと思うし、私が物心ついたころなら世話と言っても知れているから。
でも私は一切家事をしなかった。しなくても母が全てやってくれたのでそれが当たり前だと思っていた。小学校のころから水筒の用意、汚れ物の洗濯、特に中学からは部活がテニスで朝練もあったので朝ごはんも早い。水筒にはお茶いっぱい用意。ユニフォームの洗濯も大変だったと思う。高校は遠く一時間かかるところでそこでも朝練(テニス部、割と強かったので一年中休みなし)ずっとお弁当とお茶とユニフォームの洗濯、制服の洗濯。今だからわかる親の愛情と恩。家電が今ほど便利でなかったし、よくやってくれたと思う。また部屋は個室が与えられ、エアコンもつけてもらい。常に清潔な寝具、掃除の行き届いた部屋。帰ればすぐ食べれる食事。子供だったので全て当たり前に享受していた。
成人して就職しても早出という朝7時からの勤務があり、前日に朝食の準備がしてあった。部屋はやはり綺麗に保たれ、着るものの季節ごとの管理もちゃんとしてもらい。食事は連絡しないときは必ず用意されて。まあ本当に箱入り娘で世間知らずでした。親の経済状態もあまりよく知らず、(大学受験のときに何となく察したけど)のほほんとして暮らしていた。一応食費という名目でお金は入れていたけど、よくある話で嫁入り資金にと貯金されていた。
本当にこういう事がありがたかったと思い知ったのは結婚してから。結婚しても夫の両親がいて家事を手伝ってもらえたから子育ても姑がよく手伝ってくれて本当に楽して生活できていた。だんだんに姑や舅(庭管理とか家の大掃除とか)の仕事を受け継いで、見送って、いま全部私の肩にかかているけど。やっと私は親に愛され、夫の両親にも大事にしてもらい愛され幸せだったと思う。恵まれていた。そういう事に気が付くのが遅かったかも。