原始人の歯には良いバクテリアしかおらず、
狩猟採集民にも虫歯が
ほとんど見られないって
調査(英文)もあるんですが、
虫歯研究の権威である
ラミエル・ナイジェル博士の
「虫歯を治す」という本をペラペラ読んだら、
いろいろと納得できました。
・虫歯を食事で治すためのガイドライン
本書の主張は
「ある程度の虫歯は食事で治る!」
というもので、
具体的な方法は以下のような感じ。
1. 小麦、豆類、ナッツ類のような、
フィチン酸が多い食品を減らす。
フィチン酸はミネラルの吸収をブロックするので、
歯の再石灰化をジャマする。
2. ビタミンA、D、E、Kのような
脂溶性ビタミンが多い食品をとる。
ココナッツオイル、タラ肝油、グラスフェッドの牛肉、
シーフードがオススメ。
ビタミンK2が豊富な納豆も重要。
3. できるだけオーガニックの野菜を
鶏ガラスープで料理して食べる。
4. なるべく血糖値は上下させないようにする。
血糖値のバランスが崩れると、
再石灰化に必要なカルシウムとリンの量が減る。
5. 内臓肉はホルモンのバランスを良くし、
内分泌系の機能をアップさせる。
とくにレバーなどを積極的に食べるのがオススメ。
6. タンパク質の多い食品には低温調理を使い、
加熱をしすぎない。
7. ちゃんと寝てストレスを減らす。
8. 歯の再石灰化にはビタミンDが必須なので、
太陽の光をちゃんと浴びる。
・
というわけで、やはり良質な肉と内臓を食べ、
穀物と豆類を減らすのがコツみたいっすね。
さらに、サプリメントの助けを借りる場合は、
以下のアドバイスも参考に。
タラ肝油:
ビタミンA、D、Kといった
再石灰化に必要な成分が豊富。
ナイジェル博士いわく
「歯の健康をサポートするベストなサプリ」とのこと。
マグネシウム:
再石灰化に必要なカルシウムとリンの
働きを助けてくれる。
不眠の解消や頭を良くする効果もあって、
買って損のないサプリの1つ。
ゼラチン:
本当は鶏ガラスープを飲むのがベストなんですが
、料理の時間がないときはゼラチンで補うべし。
栄養素の吸収を助けてくれるほか、
歯ぐきの健康にも効く。
・まとめ
そんなわけで、歯医者に行かずに
食事で虫歯を治す方法のご紹介でした。
もちろん、極度の虫歯はどうしようもないですが、
間違いなく軽度の症状や予防には役立つはず。
また、パレオダイエットと呼ばれている
ライフスタイルの食事法 を守れば、
虫歯になりにくくなると思われます