マルチタスクは集中力を欠落させる | マイノリティー・リポート

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ただし、スマートフォンには問題があります。


「スマートフォンでマルチタスクを

処理することができるようになった」


という人がいますが、


そもそも



スマートフォンやPCでメールやSNS、


ゲームなどを同時にする作業は


マルチタスクではありません。





MIT の神経科学者であるEarl Miller氏は


「マルチタスクは多くの作業を


同時進行しているわけでなく、


すさまじいスピードでタスク処理を


切り替えているにすぎない」と話し


「マルチタスクは作業効率が悪くなる」


と指摘しました。





マルチタスクは脳内でストレスホルモンの一種である


コルチゾール の分泌を促進する効果があることが


今までの研究で判明しています。



コルチゾールは脳に刺激を与えて


思考を妨げる作用があり、


これによりマルチタスク中は頭に


霧がかかったような状態になって


集中力を失ってしまうとのこと。



さらに、脳がマルチタスクからの刺激を


絶えず求めるようになってしまう作用もあり、


マルチタスクのために脳を酷使すると


結果的に集中力や注意力が欠如してしまうそうです。





マルチタスクに関しては、


前述以外にもさまざまな研究 から


脳に悪影響を与えていることが判明しています。



例えば、ロンドン大学精神医学学科の


チームの研究では


「他の作業中にEメールや電話を確認する


マルチタスクがIQを10ほど低下させ、


数値で表すとマリファナを吸引したときの


約2倍低下している」という結果が報告されました。






スマートフォンのマルチタスクにはもう1つ


脳に多大な負担をかける行為が存在します。



それは「意志決定」です。




「削除しますか?」「電話に出ますか?」


「メールを保存しますか?」など、



スマートフォンの作業は


数多くの意志決定がつきもの。




意志決定は脳のリソースを消費するのですが、


意志決定の重要度にかかわらず


消費するリソースの量は同じなので、


意志決定の数が多いほど脳に負担がかかります。