しあわせ書道代官山、齋藤爽琇です。
「字を見ると、その人の性格がわかるのか。」
仕事柄、多くの方の字を見る機会が多く、なんとなくですが、
「あ〜、この方は、こんな性格かなぁ。」
と、よく想像したりしていました。
師匠にも
「子供の頃、どんなお子さんでした?」
と聞かれたこともありました。
「やっぱり…僕もそうでした。」
と、にっこり。
そう、出るんですね、出ちゃうんですね……💧
私は、書いた字からその人がどんな性格なのか、私の想像は合っているのか確かめたくて、筆跡診断について学び始めました。
現在は、筆跡心理士としても活動をしております。
筆跡診断は、書道とは全く別の学びではありますが、ある部分では、共通点もあると思っております。
筆跡診断は、統計学です。
大変奥が深く、いまも研究がなされ、私も学びの途上段階です。
一説には、占いよりも当たると言われています。
なぜなら、筆跡は行動の痕跡だからです。
筆跡心理士は、その方の過去と現在を肯定し、未来に向けて生きる希望と勇気を与えていかなければなりません。
ですので、筆跡診断をする時は、かなりのエネルギーを要します。
ただ、ここが長いから、こんな性格だとか。
ここが開いているから、こうだとか。
1箇所だけを切りとっての診断は、非常に危険だと思っています。
字は、その人の成長や、経験、環境などによって大きく変化していきます。
例えば、⬇️は、息子の筆跡の変化です。
簡単ではありますが、少し見ていきましょう。
左…小学校1年生の日記。
中央…小学校6年生の日記。
右…高校2年生の理科のノート。
特に「大」という字に注目してみます。
成長するにつれて2画目の突出が段々控え目になってきています。
左は、「大」以外にも、「き」、「を」なども、笑ってしまうほど枠から飛び出しています。
私が、真似して書こうと思っても、なかなかそこまで飛び出して書くことはできません。
息子は、幼い頃は、身長も高く、スポーツもでき、いつもリーダーシップをとり「自分が」と、前に出るタイプでした。
筆跡から見える、息子の人間像としては、
自ら手を挙げ他を押しのけて出ていくような強いリーダー志向が見られます。
また、字を習い始めた小学1年生ならではですが、模範的で、こうでなければいけないといったこだわり、正義感や責任感などが非常に強く出ています。
逆に、他人の至らないところも目についたりしそうです。周りがついていけなくて、本人的にはやや空回りといったところでしょうか。
ところが、高学年になると「あいつには、これが敵わない」という存在がたくさん現れ、周りとの協調性が生まれました。
筆跡診断的には、まだ目立ちたいという気持ちはありそうですが、やや柔軟性が出てきました。
自ら手を挙げてというよりは、注目されたいという気持ちがあるように思います。
いま、高校生になって……
「どうぞどうぞ。」
と、なんだか控えめキャラに😅
筆跡診断としては、リーダー志向というよりは、周りとの協調生、調和を保ちリーダーを支える平和主義者タイプに見えます。
こだわりが和らぎ、臨機応変に対応し
「これがダメなら、じゃあこっちね。」
といったフッとワークの軽ささえ見えます。
小学1年生の時に比べ、随分肩の力が抜けた感じがします。
以上のように、成長とともに筆跡が変化し、同時に「自分らしさ」つまり、「個性」が生まれてきたのだと思います。
長所と短所は、表裏一体です。
どれが良いという訳ではありませんが、今も進化し続ける息子、今後どんな筆跡に変わっていくのか、母として頼もしく思っています。
息子の筆跡については以上になりますが、筆跡の観点から、最後にひとつだけ。
「大字型」と呼ばれる筆跡特徴があります。
大人になっても 大きく書けている方もいらっしゃいますが、たいてい、字は小さくなっていくのが一般的です。
大きな字が躊躇なく、無意識に書けるのはもしかしたら、子供の時だけかもしれません。
私のお教室では、大きく、元気よく、のびのびとした字を書いて欲しい、そんな思いでご指導させていただいております。
筆跡診断に関するお問い合わせは、メールにて
「筆跡診断について案内希望」とお送りください。
詳細をご案内いたします。
⬇️
e-mail:happydaikanyama@gmail.com
■お申込み
e-mail:happydaikanyama@gmail.com
お名前、ご連絡先、ご希望の日時を明記の上、お申込みください。
その他ご不明な点がございましたら、お気軽にメールにてお問い合わせください。
しあわせ書道代官山
〒150-0021 渋谷区恵比寿西1-33-3
光雲閣 603
代官山駅東口より徒歩2分