世界の音楽大学series 第2回目です!
ここでは、世界にある様々な音楽大学についての情報を発信していきます。
「名前は知っているけど、実際どうなんだろう?」 「英語の情報だと分からない」
そんな皆さんのお役に立てればと思います。
そして、今回は、オーストリア最大の音楽大学であるウィーン国立音楽大学について
取り上げてみました!
目次
1.大学の基本情報
2.入学試験
3.学費
4.コース
5.特徴
6.動画
1.大学の基本情報
名称: Universität für Musik und darstellende Kunst Wien
(University of Music and Performing Arts Vienna)
日本語では、ウィーン国立音楽大学ですが、原語では、「音楽と舞台芸術の大学」
なんですね!
創設:1817年
場所:オーストリア ウィーン市
建物:
出典元(https://commons.wikimedia.org/wiki/File:University_of_Music_and_Performing_Arts_Vienna.jpg)
とても雰囲気のある外観ですね! さすがウィーンの大学です。
2.入学試験
まず、入学試験を受ける前に、(日本の音大もそうだと思いますが)、大学の先生と繋がり、レッスンを受けておくことが重要になります。
もし大学に入れたとしても、「自分の付きたかった先生のクラスに空きがない」
なんて可能性があるみたいで、事前に空きがあるか、試験は受かりそうなのか、
先生に確認しておくことが必要になります。
実際の試験はソルフェージュと実技試験、と他の音大と変わりないのですが、
ウィーン国立音楽大学では、ドイツ語の試験を受けなければなりません。
(しかも、難易度も少し高め、、、)
ソルフェージュもドイツ語で答える必要があるみたいなので、言語をいかに習得できるかも
一つの大きなポイントになりそうです。
3.学費
学費は半年間で、726,72ユーロ、日本円にして約91,566円ですね。(2020/9/12)
とても良心プライスですね~。
4.コース
ウィーン国立音楽大学には、
弦楽器、管楽器、打楽器、ピアノ、声楽、チェンバロ、オルガン、ハープ、古楽器、室内楽、
作曲&音楽理論、指揮、器楽伴奏ピアノ、声楽伴奏ピアノ、室内楽ピアノ、ギター、オラトリオ、教会音楽、声楽演技指導
以上のコースがあります。
ピアノ科のバリエーションがすごいですね、、、。
チェンバロ、古楽器などのコースがあるところに、大学の歴史の長さを感じますね。
5.特徴
ウィーン国立音楽大学の特徴としては、豊富なバリエーションがある選択講座が
あげられると思います。
ミュージカル・舞台音楽、音楽教育学、楽器学、呼吸法、音楽療法、ジャズ、
ミュージック&サウンド・エンジニアリング、エレクトロ・アコースティック、メディア音楽、
コンピューター音楽、電子メディア、現代音楽の為のパーカッション
以上が選択講座です。とても幅広く学ぶことができますね。
伝統楽器を学べる歴史的な大学でありながら、最新の音楽を学ぶことができるというのは、
素晴らしい特色ですね。
「この大学の伝統は”イノベーション”なのだ」と、大学の紹介動画でも
述べられています。(かっこいい)
また、この大学は、数多くの名指揮者を輩出してきたことでも有名です。
カラヤン、アバド、ヤンソンスなど、一度は耳にしたことがある名だたる名指揮者たちが
この大学で学びました。(実際にどんなレッスンをするのかとても気になりますね。)
6.動画
最後に、ウィーン国立音楽大学の紹介をしている動画リンクを載せておきます。
上で述べた大学のコースや選択講座がビジュアルで分かるので、より大学の様子を
イメージしやすくなると思います。
次回からもまた、世界にある素晴らしい音楽大学について情報を発信していきますので
こうご期待!それでは!