私は知らなかった


「お母さん」になった瞬間から

誰からも貰ってないはずの

プレッシャーを感じて生きることになることを



もしかしたら私だけなのかもしれない

いや、色んな人見てもそうだ


妊娠から仕事は制限され

でもそれは日本社会では「当たり前」や「喜ばしいこと」とされているというより


「子どもを産んだら産んだ人がお母さんとしての責任を全うすべき」という重圧がある


だが、仕事もやれよ感


産休育休はなんか申し訳ない感を持ち

当たり前の制度さえ、なにか罪悪感を感じ


産むときは大男に体を引きちぎられてるような痛みで、産んだら股は裂けてて

大量出血であの世に片足突っ込んで

朝昼関係なくミルクやパイやオムツを変えて


ぐにょぐにょの可愛い生き物は

私がいないと生きられそうにないし

乾燥に弱いからぶつぶつできるし

オムツかぶれでお尻が真っ赤になったり

ぐっすり寝てたら息してるのか心配になり

生存確認は毎度しちゃう


おっぱいは茶碗のように硬くなって発熱

動くとおっぱいは激痛なのに、平日なら子供抱えて病院行かんといけんし

そもそも乳首は切れていたい



復帰したくても保活という保育園に入るための活動が始まる

だからといって第一希望に入れる保証はない


保育園に慣れるまでギャン泣く我が子にさよならして慣らし保育をして

慣れたと思ったら「発熱です」って呼び出され

急いで迎えに行って帰ったら平熱で元気いっぱいの可愛い我が子


子供の体調不良は母がメインに休みたまーに夫

体調不良の子どもは「ママ以外受け付けねーぞ」と凄んでる


夜泣きは毎晩2時間で

座って抱っこした日には「ぎゃー!」と泣き叫び

げっそり体重減って、過去最小記録


そのため体力がなく、夕方には息切れで昼寝

それでもご飯を作らねば!という気力で

毎晩2〜4品のおかずを作り


食べない離乳食と闘い

汚れまくる服の着替えで

毎日の洗濯は山のようにあり


そうこうしているうちに

私の人生の主役は子供になっている


そんなお母さんは多いのではないか


いつのまにか「ちゃんとお母さんしなきゃ」が発動する


もうこれは産んだ瞬間から

可愛くて可愛くてこの子に襲いかかるかもしれない試練とか苦労とか失敗とかを

全部排除したい気持ちになってて


あればダメこれはやめとこうと先回りして

でもちゃんとお母さんしなきゃって思ってるから

家事とかもしなきゃってなってるから

子どもにとっては「ちょっと待ってね星人」に成り下がる母


みんなができる歳になる字とか書かないと焦ったり

トイトレも「普通は」3歳までに取れるから!と

意気込んでやっても

おもらしの回数やばくて


とにかく勝手にお母さんという重圧に

押しつぶされまくって、鬼👹母だった

(息子9歳の育児


4歳の娘に関してはもっと違うけど


もし、今の私が子供産んでだら

意地でもミルクにするし

ねんねトレーニングなんて本気でやるし

シッターさん頼みまくるし

家事はすでにほぼ手放してるし


もっと楽しめそうだよ


子どもを産むってこんなに責任に襲われて

大変だなんて知らんかった



もっと気を抜いて

生きてるだけで最高って思える今は

一番楽しいけど


ゆるゆるがいいかは知らん!

我が子たちよ


母はやれることはやるが

あなたたちも自分の人生の責任は

自分であってくださいませ