今回は、5ALAを詳しく見て行きたいと思う。


5ALAは、知れば知るほど、奥が深い⁉️


私が5ALAの数ある効能効果で、最近一番感じているのが、その中でも運動機能の向上、アンチエイジング、5ALAによる細胞内のミトコンドリアの増強、活性化による膝や脚力の改善と向上である。


それでは、まず5ALAとは?、解説から入るが、以下の部分はネットから拾ったものに、所々、私なりの解説を入れたものである。


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5-ALAとは


ALAとは


ALAは広く自然界に分布する天然のアミノ酸です。


たんぱく質を構成するアミノ酸ではなく、植物においてはクロロフィル、そして我々の体ではヘムの構成成分として利用される化合物です。


人体で使われるエネルギー=ATP90%以上がミトコンドリアにおける内呼吸で作られます。


内呼吸はTCAサイクルとこれに連動する電子伝達系で構成されていますが、最も重要なのは内呼吸において酸素を使う唯一の反応主体である「複合体IV」です。


ALAはミトコンドリアの内呼吸に不可欠な成分で、複合体IVの反応中心はALAが代謝された2分子のヘムで構成されています。



ミトコンドリアとはヒトの体を構成する約60兆個もの細胞11つに存在するエネルギー産生器官です。


その数は1つの細胞につき約2001,000個ほど存在しており、莫大なエネルギーを消費する心臓にもっとも多く存在しています。


植物の場合光合成をする為に必要なクロロフィルの材料にもなっています。


5ALA8つ集まってできるPPIXも素晴らしい役割があり疾病の診断や治療にも用いられております。


ミトコンドリアと5ALA


ヘムとは、5ALA8個と鉄分(Fe)で構成されている。


そのヘムを含むヘモグロビンは、全身の細胞に酸素を供給する働きがある。


その送られて来た酸素を細胞内のミトコンドリアで、栄養素と共にATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーに変換される。


そのATP(エネルギー)は、人の運動機能や消化排泄や、思考・記憶等ありとあらゆる人体の機能に関わるエネルギー源となる。


5ALAの色々な役割と働き



5ALAがミトコンドリア内のエネルギー(発電)を助ける。


所謂、5ALAがミトコンドリアのタービン(回転式の原動機)を回す役割を果たす。



ALAの基礎研究


加齢に伴い体内におけるALA生合成および電子伝達系の複合体IV活性が低下し、ALAの経口摂取により複合体IV活性、およびATP生産量が上昇することが報告されています。


加齢による5ALAの減少を各臓器や年齢による減少を表した図。


食品としてのALAとその実用性


ALAは醤油、酢、日本酒、赤ワインなどの発酵食品など多くの食品の中にも含まれていますが、その量はごく微量です。日本人は1日に0.05-2mgほどのALAを摂り続けてきたとも言われています。


従来ALAは化学合成法により製造されていましたが、長い研究期間を経て、酒・しょう油を作るのと同じ光合成細菌という微生物を使った発酵法によってALAを製造することに成功しました。


食品に含まれる5ALAの量


日本の発酵の技術により5ALAが人工的に生産可能になった。


ALAの主なエビデンス


血糖値


ALA配合サプリメントの摂取により境界型糖尿病の血糖値の改善が確認されました。


また、糖尿病改善薬を使用している2型糖尿病患者におけるALA投与の安全性、およびHbA1Cと空腹時・食後血糖値の改善が確認されました。


高齢者運動機能


ALA配合サプリメントの摂取により段階的サイクリング負荷試験中の酸素消費量と二酸化炭素排出量、血漿中乳酸値がいずれも有意に減少しました。


また、摂取期間中の自己トレーニング日数、自己トレーニング強度と時間が増加しました。


以上の結果より、ALAは運動効率を上昇させ、高齢女性のトレーニング成績を改善することが示されました。


睡眠の質


ALA配合サプリメントの摂取により睡眠の質の指標となるPIRS-20スコアが統計的に有意に改善し、摂取終了後はスコアが再び悪化する傾向がみられました。


肌の水分量・弾力性


ALA配合クリームとサプリメントの10日間の併用で、皮膚の水分量、弾力性がともに増加しました。


ALAの細胞実験では細胞増殖率コラーゲンとヒアルロン酸産生量が増加しました。


(次回につづく)