死後の世界の話 ③
今回は少し具体的に死後の世界について考えます。
まず人間が死ぬというのは、この世界での生の終わりです。
ただこの世界での「死」というのはもしかすると、「死の終わり」つまり次は「生」になるのではと考えます。
今ここに生きる人々は大体の人が「生きている」と感じている事でしょう。
ただこの「生」の反対側を誰も見た事がないので、そう感じているのです。
この世界が別の世界での死後の世界であった場合はどうでしょう。
私たちは死後の世界で生きているという事になります。
こう考えてみましょう。
この世界は修行の場、もしくは魂の鍛錬の場で、それが終わる頃、人は初めて生まれる事が出来るという事です。
それは人それぞれであり、生前どのような人生を送ったかで今の世界の苦しさや大変さが決まるのではと考えるのはどうでしょう。
今考えられている死生観の真逆という事です。
つまり簡単な話、あの世とこの世が反対という事ですね。
表は裏であり、裏は表であると。
こういった言い方は良くないかも知れませんが、早くして亡くなる人は、その時点で魂が成熟したという事です。
私自身、人間は人間にしか生まれ変わらないと考えていますので、犬になったり猫になったりはしません。
ただ、どこの国に生まれるかは分かりません。
日本人という事に誇りを持っていますので、皆さんそうですが、日本人に生まれたという事は魂のレベルが非常に高いという事だと思います。
そう考えると、輪廻転生の考えですが、本当の「死」というものは存在しなく、「生」の次は「新たな生」という考え方も出来ますね。
死後の世界というのは実は新たな人生の始まりというわけです。
中々難しいですが、死んで終わりという事ではないという事になりますね。
ただ残念ながら、それは死んでみないと分からない事です。
父は私が生まれる以前の世界を知っています。
23歳の時の子供なので、私が生まれる以前の23年間を経験しています。
その23年分は父から聞いたりして記憶してきました。
私は父の死後、予定ではあと30年近くは生きる予定なので、父の経験出来なかった30年を経験する事になります。
もし仮に生まれ変わりなどが無く、家族みんなが違う世界で暮らしているならば、父が私にしてくれたように、私は思う存分父が経験出来なかった30年分の話をすると思います。