父とガンと僕 memories 5 (食塩)
前立腺がんで父を亡くした息子が書くブログ 5回目です。
宜しくお願い致します。
↑ブスですみません↑
さて、前回は神社探訪を書きましたが、今回は父の事関連を書きます。
日々の健康から、実際に口に入れる物を少し書きます。
無添加、オーガニック、無農薬。
拘わればいくらでも拘る事が出来ます。
ただ、それに伴い単価が上がりますね。
僕はいつも「良いものだけを」では無く、「悪くないものを」を心掛けていますが、中々難しいです。
健康オタクとかそういう事ではないですが、長生きをするというより、苦しまないで死ぬという事を目標にしています。
やはり現代の食べ物や飲み物は添加物まみれです。
それは分かっています。
ただ、僕たちのような経済的弱者はそういう物を食べたり飲んだりするほか無いです。
厚生労働省によると、現在日本国内で使用される指定添加物が475種、既存添加物が357種と掲載されています。
その他に天然香料が613種、一般飲食物添加物(野菜や果物由来)が約70種あるとされています。
添加物の中にはもちろん人工甘味料も含まれています。
酸化防止剤やらph調整剤やら乳化剤やら増粘多糖類など、人工的に作られた物が色々と含まれます。
考えてみてください。
果汁0%や無果汁と書かれたオレンジ味やリンゴ味の飲み物を。
よくよく考えると恐ろしくないですか?
人間の脳など差程高性能ではないので、簡単に騙せるのです。
そのような物を一切摂取しないという事はもはや無理です。
なので、決まって使うもの(塩や醤油など)はより良い物を使おうと思ったわけです。
もちろんこれは両親にも使ってもらいました。
まず塩です。
僕が調べた中で良さそうだと思った物は「カンホアの塩」でした。
そもそも塩ってどうやって作ってるの?から始まりました。
こちらに詳しい作り方が掲載されています。
天然塩なのか精製塩なのかという部分に着目しました。
精製塩とは、原塩を溶解して塩化ナトリウムの含有量を99.5%以上に精製したものや、海水からイオン交換膜法という製法で塩化ナトリウムを99%以上に濃縮したものを指すようで、これにより私達が感じる塩味が強くなります。
天然塩とは、塩田にて海水を天日干しした昔ながらの製法にて作られた塩の事を指します。
これは加熱処理がされていない塩です。
天然塩の塩化ナトリウム含有量は80%程なので、その他のミネラル分が豊富に含まれます。
どちらが良いかは一目瞭然ですね。
その他ミネラルというのは、カンホアの塩の場合は
上記の通り、ナトリウム33.76g、マグネシウム780mg、カルシウム620mg、カリウム250mg、そして食塩相当量(塩化ナトリウム)85.82gになります。
ここで注意なのが、ナトリウムと塩化ナトリウムは別物というところです。
ナトリウムというのはミネラルの一種で、塩化ナトリウムというのはナトリウムと塩素が結合したものだそうです。
ナトリウム分(mg)×2.54÷1,000で食塩相当量(g)が算出できます。
ちなみに、一般的な食卓塩と比べてみましょう。
食塩相当量(塩化ナトリウム)99.0gとなっています。
という事は、その他ミネラル分は100gあたり僅か1g程しか含まれていません。
しかし、炭酸マグネシウムが含まれているので、他ミネラル分はほぼ0%でしょうか。
ちなみに炭酸マグネシウムはサラサラを保つ為に添加されているようです。
原材料に天日塩と書いてあるのに非常に残念です。
単純に、少ない量で塩味を感じられるようになっているのだと思います。
安いんですけどね。。
さて、カンホアの塩ですが、現在は公式では品切れになっています。
やはり塩田にて天日干しをするので、天候に左右されるようです。
生産効率が悪いので、価格も上がりますが、それでもこの塩が良いと思った理由は沢山あります。
カンホアの塩の濃縮方法は、約13の塩田を移動させながら海水を徐々に濃縮していくようで、塩分濃度を15%程にして適度にカルシウム分が含まれるようにしているそうです。
そして最後の塩田に移す際に、昨今問題となっているマイクロプラスチック対策として95マイクロメートルのフィルターにて濾過しているといいます。
これは凄い事です。
ここまで手を掛けて作られています。
もうカンホアの塩以外は使いたくないです。
カンホアの塩以外でも、ミネラル分が豊富な塩と一般的な食卓塩の味を是非比べてみて下さい。
全然違うという事がお分かり頂けると思います。
ミネラル分を含む塩は旨味があると思います。
甘みも違います。
これをおにぎりに使うと絶品ですね。
肉に振りかけてもいいと思います。
美味しく、体に悪くない物がいいですよね。
ただ、塩化ナトリウム自体は含まれていますので、摂りすぎには注意かもしれませんね。
WHOによると1日の塩化ナトリウム摂取上下は5gから6g。。。
これ以上の摂取は高血圧に繋がるらしいです。
これは半分本当で半分嘘です。
この前書いたレオナルドコールドウェル医師の話によると、人間の身体が上手く機能するには、身体に電気を流す必要があり、電気を発するのには塩が必要だといっています。
その為に、体内の塩分が不足すると高血圧になります。
ただ、精製塩(いわゆる食卓塩)を摂ると、塩の結晶(塩化ナトリウムの結晶だと思います)が血管の膜を傷つけ、血管内部が出血します。
そして出血を止める為にコレステロールが傷ついた部分を覆う為、結果的にコレステロールで血管が狭くなり、高血圧になるそうです。
と言っても、天然塩のみを摂取する事は不可能です。
例えばの話、コンビニやスーパーで食べ物を買っても食卓塩は使用されています。
それだけを摂るというのは難しいので、家庭で使用する塩はより良い物にしようという事です。
こういう事は極端になり過ぎると続かないです。
オーガニックでも無添加でも、続けられる自信と経済的余裕がある人はそれのみを続けたらいいと思います。
体にはそれが一番ですから。
しかし僕は激安スーパーもコンビニも行きますので、出来る事からコツコツ始めてます。
次回は醤油について書きます。