ちょっと前になるのですが、
長野に住む僕の家のそばにあるブックオフにふらっと寄ったら。。。

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見つけてしまった。
僕が小学3年生くらいの頃、手が届かなかったダイワの本。
なんと100円+TAX(笑)。

昨日の釣りの後、同行の師匠と寄ったファミレスで、これを眺めながらメチャメチャ盛り上がりました。


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この時代(1980年代初頭)に、既に海外の釣り事情を紹介しています。


バスフィッシングでは、あのビル・ダンス!
bill
フライフィッシングでは、トラウトのみならず、当時はまだマニアックだったスティールヘッド、そしてソルトウォーターのボーンフィッシュやストライプドバス、果てはロックコッドのような根魚までフライで狙うと書かれています。

西山さん、どれだけ少年たちに夢を見せようと頑張っていたか!

今の日本の釣りに足りない部分が、こういったことかもですね。


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おお、モンカゲロウ。
そして、昔流行ったデバイドしたポリウイングとパラシュートハックルの組み合わせ。

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日本のことも忘れてない。
一番衝撃なのが東京湾のシーバス(あっ、まだこの時代にこの言葉はなかった)を、フライで狙うと言うもの。実は道具立ては今とあまり変わらない(強いて言えば、シンキングラインあまりを使わなくなったこと、フライパターンが進歩したくらいか?)。

どちらかと言うと、渓流でのヤマメやイワナの釣り方は今とだいぶ違うように感じます。
リーダーはだいぶ短いし、フライもデカい。
そして、ニンフフィッシングはショットを使わず、7Xの細いティペットで。。。怖い!

また、バス、ブルーギル、オイカワをフライで狙う戦略も、専用ページを割いています。
そう言えば、コイのフライフィッシングをメジャーにしたのも西山さんでした。

それにしても、このヘヴィーなウールのセーターとコーデュロイのパンツでコーディネート。
ボートに乗ってフライフィッシング。
カラフルでハイテクなアウトドア服に慣れてしまった僕らにとって、これはかなりおしゃれに見えます。

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この特集もすごかった。
日本を東西南北、ルアーとフライでどんな釣りができるか、徹底的に試す。
九州ではオヤニラミ(確か今では絶滅危惧種)をニンフで釣ったり、西日本でニジマスが釣れる川を探したり。

もっとすごいのは、まだ恐らく手付かずだっただろう北海道のフィールドを紹介しているところ。
ランクル40を横付けしてイトウを狙う猿払川。
40
野郎どもが、クルセイダーなど今でも現役のスプーンを投げます。

そして、朱鞠内湖でフライロッドを振る写真も史上初なのでは?
lake s
イトウやサクラマスを狙うのですが、あまり良くなかったみたいで。
流入河川で小さなヤマメを釣っています。
ってか、フライで湖の巨大魚を釣る。。。と言う世界は、沢田さんの開拓を待つ時代だったのかも?


で、フライフィッシングの詳しい解説もスゴいのですが、
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これらは明らかにアメリカの書籍のものですね。
特に、水生昆虫のライフサイクルのところは、デイブ・フィットロックのものに間違いありません。


ダイワの本なので、商品紹介も楽しい。
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僕がコレクションしているこの頃のダイワのフライロッド。
スペックリストが載ってました。
これによると、既にグラスロッドは全て揃っていることが判明!

この他、バスルアーのところは何回見ても見飽きません。
lure

実は、トップウォーターだけに限るなら、ルアーでバスを釣ったら楽しいだろうなと思っています。
子供の頃に挫折した釣りですから。

これを敢てダイワのコネリーで。。。

竿(フェングラスのベイトキャスティング)や、リール(適当にアンバサダー)はあるんで、やる気になればいつでもできるんです。
フライで二刀流もいいかも?


なんか、茨城の頃みたいにバス釣りたいですね。