今日は久々の音楽ネタです。

今週末は休み無しの予定でしたが、昨日・一昨日頑張って、何とか一日何もしなくて良い日を作れたんですが。。。
昨日は午前様になってしまい起きれず、ベッドから這い出たのが午後1時。

結局、近所のコメダ珈琲にPC持ち込んで、今週の仕事を追い込む日にしました。
で、さっき終り。
最近の僕、ワーカホリックになってきましたね^ ^;

こんな忙しい今週でも、
仕事帰りのコンビニで見つけたこれに惹かれました。
$JoeJoeの隠れ家-brutus
ブルータスの新刊は必ず立ち読みするんですが、今回は買ってしまいました。

ラブソングの特集。

記事の中で、リリー・フランキーさんが西川峰子さん(!!)の歌を題材にして、愛なんてものにもともと倫理なんてありゃしない、今この世が「コンプライアンス:倫理とか良識とか」なる概念に囚われ、これが商業的な音楽を支配するから、今のラブソングはつまらん。。。的なコトを書かれていました。

激しく同意した僕です。
正直、今の世の中に溢れているラブソングは、ただの日記です。
同情はできますが、カタルシスまでには高まらないでしょう。

今この世。。。と書きましたが、僕が音楽を創作していた10ウン年前もそうでした。
アマチュアでさえですよ!
お酒が飲めるライブハウスに出演するとき、軽く“検閲”されちゃうんです。
エロと政治は勘弁してくれ、と。
だから、僕は日本語で歌詞を書くことに飽き飽きしていました。

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フランスの有名なゲンスブールとバルドーの話。
訳詞は画像の如し。歌はYouTubeで。

Initials BB - Serge Gainsbourg

僕がバンド向きに書いた、たった一つのラブソング。
検閲に引っかかった、何曲かの一つ。
(残りは政治色が強かったんですね)

当時お付き合いしていたカノジョさんとの、あの行為が始まる直前を歌にしたんです。
いかにお前は美しく神々しいか、いかにお前に救われ、いかにお前を失いたくないか。
自分はあまりにも弱い、お前の前では強い男のフリなんてできない、助けてくれ。。。そんな歌詞だったと記憶してます。
あのカノジョさんは、ブリジット・バルドーなぞどこぞのもんじゃい、的な存在でした。
お前の方がよほどセクシーだ、と。
ただ悔しいが、僕と違って有名なゲンスブールとバルドーはやってくれます。

BRIGITTE BARDOT & SERGE GAINSBOURG - JE T'AIME

あっ、
決して僕が加入していたバンドは「黒い服を着て化粧して、その手の音楽を愛好する女子にもてはやされるモノ」をやっていたわけじゃないです。
むしろ、60~70年代の英国の香りがする酒場的な音楽を演ってました。
黒服の方々は、エロの感情をもう少しオブラートに包んで表現されてるみたいですね。

結論はエロくないんですが、描写がエロかった。

あんまり脚色なく書いてしまったせいですね、検閲でNGになったのは^ ^;


今振り返ると、このお方に影響されてたんだと思います。
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マービン・ゲイ。
この本ではLet's Get It Onが取り上げられていました。

Lets Get It On - Marvin Gaye

軽い言い方すれば「エッチしよう」ですね。
でも、このお方がSexal Healingという曲を書いたことからしても、決してギラギラした性欲を丸出しにしたとか言うんじゃなく、人を愛すること、そのコミュニケーション手段が肉体だったことが、彼の表現方法に影響を与えた。。。って理解をしていました。
これだけの歌声を持ち、What's Going Onにあるような、性愛以外の様々な歌詞を書ける男ですら、です。

最近では、
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お騒がせモノで、古いスタイルのポップミュージシャンの死に様を見せてくれた彼女、エイミー・ワインハウスにもその片鱗を見ました。
と思っていたら、この特集でも取り上げられましたね。

Amy Winehouse - Back To Black

歌詞にはしなくても、それを音楽全体で表していたとしたら、ジミヘンもそうでしょう。

Jimi Hendrix "Wild Thing" Live at Monterey



ああっ。
当時検閲NGになったことについて、悔しいと言う気持ちより諦めのほうが強かったです。
ここ日本ではしょうがない。
どんどん音楽家としての自分が萎えていき、かつ、“カタギ”としての自分の人生に折り合いが付かなくなり、音楽の世界から遠のいてしまいました。
どうも、世間一般の皆さんのように、趣味としてのギター演奏で満足できるような次元ではなかったようです。

ラブソング特集で、そんな自分のことを振り返ってしまいました。

今の僕的なラブソングBEST3を選ぶなら、
The Rolling Stones - Wild Horses (Live)
The Beatles - In My Life
のような古典的過ぎる古典が入るのですが、
今の気分、すごく“建前”的なラブソングを歌ってみたい、
これに合う気持ちに応えてくれるのが、微妙に古典過ぎ、定番過ぎて気恥ずかしい、U2のこれのような気がします。

U2 - With Or Without You
一応歌詞が出てくる動画を選びました。

どうですかね?