僕の師匠は、渓流解禁以降未だ納得できる釣りをして
いないのです。
僕も、いわゆる「本流」ではそう。

先週の狩野川釣行の帰り道で
「来週はヅラで一気に解決して、他の釣りに燃えようぜ」
てな話をしていました。

その時点での妄想。

① ヅラで尺クラスのヤマメをバシッと釣る
  ↓
② その足で清水港へ移動、夜のシーバス50cmオーバー
  ↓
③ もうどんな釣りしてもOK

そう、3月のフライフィッシングの目標達成を目指します。


そして、やってきました桂川。

ここで問題発覚。。。

ケータイもデジカメも、あらゆる画像記憶デバイスを忘れた。。。

従って写メ少なめ、全て師匠や釣り仲間のご協力によって
記録されたものばかりです。
あしからず。

小野さんのお店で近況を聞いた後、この頃ヤマメがいい感じに
なっていると評判の西桂を右往左往。
気温は5℃以上に上がらず、霧雨が降り続くコンディションにも
関わらず、ライズが起こりそうなポイントはフライ師だらけ。
中にはライズを諦めて、ニンフを深く沈める人も。

こんな日にフライで釣りする人はツワモノです。

ってことは、みんな敵です^ ^;

僕らは何とか1箇所確保。

他のフライ師達は流れのゆるいプールでライズを張るか、
瀬を丹念にニンフで探っています。

僕らは滝状の流れが一気に開ける、ブッツケを伴った淵に。

10分もするとライズが!!
シロハラのダンが水面を流れています。

まずは師匠先行。
16番のクリップルを2投目で片付けました!
滝下ではクリップル。。。超セレクティブなヅラヤマメに
口を使わせるにはベストな選択。


さすが、僕の師匠。
流れを2つも跨ぐような、ヨレヨレの難しい流れですよ。
サイズは26cmくらいですが、桂ヤマメらしい体高を伴った
グラマラスな1匹。

尺までは行きませんでしたが、師匠は目標達成の様子。


さて僕も頑張ります。

師匠が釣ったポイントより更に奥、なんと3匹ほどのライズが
見えます。
落ち着いて観察すると、一番ライズ頻度が少ないヤツがデカい。
ヤツはイマージャーを水面直下でユラっと動きながら食っている。

ハッチ真っ盛りでこういう捕食する魚はデカいはず、経験上。
アレを捕れれば、
「悔しいけれど、尺モノ達成を認めてやる」
と、師匠のお言葉。

立ち位置はバラシが少ない、ややアップクロス気味に。

フライはコカゲのDD(溺れたダン)。
反応ナシ。しかもこの雨にCDCはツライ。

次にポリウイングのフローティングニンフ。
20cmくらいのヤマメが先に反応してしまう。
敢えてドラッグを掛けて回避。

それにしても、ヨレヨレの流れを2つも跨いだ先、
ニンフをやるつもりで持ってきた強い長竿、
不用意に上がるラインスピードのお陰でメンディングがしづらい。
しかもこの霧雨で薄暗く、くすんだ小さなフライは見づらい。
そして相手は、日本屈指のスレヤマメ。
開高さんの言葉を借りれば「学士様の鱒」。

悩んだ挙句、人間、つまり僕自身が優位に立てる方法にシフト
チェンジすることにしました。
フライはごく普通のコンパラダン18番。
見やすいし、ふわりと着水させやすい。

これに変えたら一発で出た!
食ったのを確認してから、少し合間を入れて合わせました。

そして、このヤマメは強い。
下の流れに入ったらヤバいので、師匠がランディング。

$JoeJoeの隠れ家-yamame1
僕の手元にヤマメが!
うれしい。
サイズは28~29cm、いわゆる泣き尺。
でも、師匠は「尺認定」してくれたから、まぁいいか。

$JoeJoeの隠れ家-yamame2
桂ヤマメらしい筋肉質な美しい魚体。
解禁から、こういう魚を釣りたかったんですよね。
ストマックを見ようとしたら、元気が良くて逃げちゃいました。

フライが合ってたらいいんだけど。

その後は気分が楽になったので、バケモノニジマスを狙いに。

$JoeJoeの隠れ家-nijimasu
このサイズが4匹ほど、軽く沈めたウエットに。
思いのほか浅いところにいます。

って言うか、あまりにも寒いので午後は清水へ移動。
釣具屋さんを見たり、お茶をして時間をつぶしてから現場へ。

$JoeJoeの隠れ家-night
夜の清水港。
勝負の時間帯は夜9時から、翌日の午前1時までの4時間。

桂川では、せいぜいくるぶしまでの立ちこみで4番ロッドを
振っていましたが、ここでは腰上までのウェーディングで
8番ロッドを振ります。
ホントは6番でも良いけれど、去年の浜名湖でのクロダイ
バラしを経験してから、海は8番と決めています。

そして、潮周りがいい時間になると仲間達が集まります。
総勢6名で黙々と投げては引き、を繰り返します。

JoeJoeの隠れ家-sea bass2

JoeJoeの隠れ家-sea bass1
セイゴクラスですが、8番ロッドでもソコソコ曲がります。
っていうか、限界までウェーディングしてのキャスティング
(ホール不能)、そしてファイト(人間が圧倒的に不利)は
メチャメチャ燃え(萌え)ますよ!
フローターで釣りするのに、少し似てますね。

僕はあまり経験がなかったのですが、これはハマりそうです!

と言うことで、ある程度目標達成できたんで、
4月からは渓流を続けるか、芦ノ湖へ行くか、シーバスやるか、
悩ましいところですな。