今日はインドア タイイングの一日。

昨夜から「溺死ワカサギ」パターンを大量生産しています。
なぜなら、先週の芦ノ湖で最も反応が良かったフライだからです。

$JoeJoeの隠れ家-2-8

難点は、大きいこと。
ツーハンドロッドを使用することが絶対条件になります。
シングルハンドの8番位でも投げれそうですが、
後頭部に針が刺さる確率大です。

そして、極めて手間が掛かることです。
従ってある程度、トヨタの自動車工場のように、
工程を合理化する必要があります。
でないと、僕らのようなサラリーマン釣り師のプライベート充実に
問題が出てくるわけです。

そこで、熟考した僕のタイイング工程を開陳して、
皆さんからご意見いただけたら幸いかと。。。


工程は大きく分けると2つ。
A ボディー+リアフックを作る工程
B Aの仕掛品とフロントフックにヘッドを作る工程

これから、この2つに分けて紹介していきますね。


ではA工程から。


【マテリアル】
$JoeJoeの隠れ家-1-Y
針はがまかつの「管付き波止鉤3号」。フライフックとしても優秀。
芯にするPEライン3号。撚りの少ない固めでハリがある安物のほうがGood。
マイラーチューブのSサイズ。
スレッドは8/0クラスの白と、3/0クラスの赤。

$JoeJoeの隠れ家-1-X
ヘンネックケープ各種。これはライトブルーダンのグリズリー。
化繊のヘア各種。コシのあるゴーストファイバーと柔らかいEPファイバー。

$JoeJoeの隠れ家-1-Z
最後に、コニシSUクリア。


【ステップ】
JoeJoeの隠れ家-1-1
① 針にPEラインをループノットで結びます

JoeJoeの隠れ家-1-2
② 細めのスレッドで巻き上げ瞬間接着剤(以下、瞬接)で固めます

JoeJoeの隠れ家-1-3
③ ウエットフライの要領でハックルを巻き止めます
ここまでの作業は本数分まとめてやります

JoeJoeの隠れ家-1-4
④ マイラーチューブと化繊ファイバーを切り出します
この作業も①~③同様、まとめてやります

JoeJoeの隠れ家-1-5
⑤ マイラーチューブをスレッダーに差し込みます
PEラインとファイバーをスレッダーの先端にくぐらせ、
引っ張りこみます
(ボビンホルダーにスレッドを引き込むのと同じ)

JoeJoeの隠れ家-1-6
⑥ 太目のスレッドで引き込まれたそれぞれをまとめて縛ります
縛った後は瞬接で固めます

JoeJoeの隠れ家-1-7
⑦ わかさぎの背中にあたる部分に好みの色を付けます
(油性ペンでもコピックのような水性ペンでもOK)
その後、コニシSUを爪楊枝で薄めに塗布します

JoeJoeの隠れ家-1-8
⑧ こんな感じでSUを乾燥させ、A工程終了!
B工程に移るまでに6時間くらい乾燥させたほうがいいでしょう。

と言うことで、フライタイイングならぬ「フライメイキング」ですが、
懲りずにB工程に進みます。

(つづく)