今日は休日出勤の振り替えでした。
この頃仕事が詰り気味になっていたので、
今日はゆっくり寝ているつもりでしたが、
予想通り、暑くて起きてしまいました。

一昨日、
自分の職場の唯一のフライフィッシャーマンであるO君が
僕の異動の噂をどこからか聞きつけ、僕を釣りに誘いました。
彼は半年間ほど名古屋で仕事をしていて、最近戻ってきました。

あちらでは、僕が教えた岐阜の渓流に通ったそうです。
頼もしい男です。
フライキャスティングを教えてから丸2年。
確実に育っています。

行き先は、多分「大谷川」。
そう、中禅寺湖の華厳の滝から下るあの川です。
僕のイメージは、北関東のヅラです。

このカラカラの猛暑では、湧き水を水源とした本流に分がありそう。
日光市内の渋滞を我慢しても行く価値がありそうです。


そこで、エアコンが効き始めた部屋でフライを巻いてみます。

$JoeJoeの隠れ家-flies
これは、今日の後半戦で巻いたフライです。

テレストリアルのドライの補充もしましたが、
デカいドライフライとウエットが多いですね。

テーマは、
$JoeJoeの隠れ家-higenaga
我らがニッポンヒゲナガカワトビケラ。
多分、モンカゲロウと並ぶフライフィッシャーマンを燃えさせる虫。
イブニングの決定版。
O君が「イブニングの釣りがうまく行かない」と言っていたので、
コイツが出ると丁度いいなぁ~。

$JoeJoeの隠れ家-higenaga back
どうっすか、コレ?
師匠N氏が北海道からもらってきたフライを、これでもサイズダウン。
TMC2312の8番、ウイングはCDC4枚とディアヘア。
ラバーレッグはニジマスやイワナに効きまっせ。

$JoeJoeの隠れ家-higenaga belly
お腹側。
ダビング材はヘアダビング社のサーモンフライ用のもの。
オレンジとライトオリーブを混ぜて、ヒゲナガの腹の色に合わせます。
実物どおりボリューム満点にしてみました。

とは言え、ヒゲナガが出る本流でのイブニングは
正直ウエットのほうがドライの数倍勝負が早い。
沢賢さんがセッジ系ウエットパターンを多数生み出したのも、
ウエット好きフライ師がダンケルドを好きなのも、
みんなみんなヒゲナガのお陰。

あの、ゴンッ ギューん ドバーン。。。
久しぶりに味わいたいものです。

そういえば、こんな名前のウエットフライがありました。
鱒の殺し屋。
$JoeJoeの隠れ家-wilson's trout killer
Wilson's Trout Killer。。。
こうやって見ると、ごくごく普通のウエットフライではありますが。

$JoeJoeの隠れ家-wtk2
これは、魚が真下からフライを見た状態。
水面に差し込む光を背にして真っ黒けになるわけですが、
フロスでリビングした体節とか、スロートハックルの印象が
アレに似てるような。。。

$JoeJoeの隠れ家-kurokawamushi
って言いすぎでしょうか?
ヒゲナガのラーバ、いわゆる黒川虫。
さすが、殺し屋。

でも、こればかりは鱒に聞いてみなきゃ分からんわけです。