
事前に読んでおきたい遠野物語 by 柳田國男。
読みにくい本なんであるんで、そんな方にオススメなのが
水木しげるの遠野物語。
マンガです。
母は読んできたそうです。
今日は座敷わらしや河童に会えるのでしょうか?

遠野へ向かう国道をすすむと、めがね橋をくぐります。
宮沢賢治にインスピレーションを与え、
銀河鉄道の夜のきっかけになった場所。
初めて猿ケ石川へ釣りに来たとき、
夜中にブルーにライトアップされたここを通ると、ナチュラルに
「うぉ~っ」
と声を出したのを思い出します。
(釣り自体は思ったより難しかったケド)
遠野ふるさと村へ。


南部曲り屋。
もちろんその構造が特徴的であるのは当然ですが、
それ以上に、
こういった建築物を移設してまで、
後世に残そうとしている日本人はスゴいと思うし、
誇りに思う。
僕の家系の本家も昔はこんなだった。。。
母は感慨深げでした。

南部曲り屋の特徴は、家畜が同じ屋根の下に同居していること。
厩には白馬が。
「オシラサマ」を髣髴させる。
そして、

座敷わらしと思いきや、
オシラサマの主人公である、若い娘の人形。
伝承園のオシラサマにはちゃんとお参りしてきました。
民話館でのはなし。
僕は語りべのおばあさんに、
オシラサマをリクエストしました。
おばあさんによると、
子供の頃のオシラサマは「お蚕さん」の話だったのが、
大人になってからは「異種結婚(馬 VS 人間)」の話というように
意味が変化してきたとのこと。
即ち、
子供の頃は後日談だけ、
大人になってからは、
割とエロティックな前半に比重を置いているということ。
僕は前半を聞きかじっていただけなので、
なんでこんな汚らわしい偶像を崇拝するのか、
訳が分からなかったのです。
今回おばあさんの話を聞いて理解できました。
それだけでも、ものすごく価値があったと思います。
最後に、柳田國男の定宿だった旅籠へ。

そして、遠野らしい風景も。

遠野の空。

何度でも来たくなる遠野。
今回も、座敷わらしにも河童にも会えませんでした。
次回は渓流釣りの盛期に来てみたいと思います。
では、一路鳴子温泉へ(180kmも走るのかぁ~)。
(つづく)