この前の箒川の帰り、塩原の日帰り温泉にて。
サウナの中でO氏嘆く。。。
「どうすれば釣れるんすかねぇ~」
「JoeJoeさんのフライにライズしましたよねぇ~」
「何食ってるかわかってるんですかぁ?」
キャスティングや釣り方は教えてあげられるけど、
魚の餌生物の特定は、やはり経験がモノを言います。
「釣れない釣りを繰り返すのも、上達への道さっ」
なんてペシミスティックなこと言っちゃったんです。
イケナイ、イケナイ。
そう言えば、
福島で知り合ったFly Fisherman。
「虫のことなんか知らなくても十分釣りできるでしょ?」
僕はそれじゃツマらない。
でも、虫の知識がない人でも、いっぱい釣る人はいます。
Fly Fishingで鱒を釣るときに、
僕と鱒の間に「本物の餌生物(虫)」が乱入してくる。
そして、釣りを難しくする。
そんな時、僕はとても熱くなってしまいます。
(ホントは、僕が自然の営みの中に乱入しているのだけど)
「釣りをややこしくするのが楽しくてしょうがない」
ある知り合いの言葉。
仕事の場で、ネット社会で、分かりやすいことが
過剰にもてはやされている今、
遊びくらい、スノビズムな方向に向かっても、
いいんじゃないんでしょうか?
そこで十選。
虫かごへ入れて、無人島へ。
①オオクママダラカゲロウ

コイツがスーパーハッチすると、川が沸騰したようになる。
GW直前の茅野の上川、4月第2週の夏井川。。。ヤマメが釣れまくった思い出は、
オオクマが作ってくれました。14番のクイル・ゴードン、ヘアウイングダン。
高く浮くダンに激しく水面を割るヤマメ。たまんねぇ~なぁ~。
②マエグロヒメフタオカゲロウ

陸上羽化のニクいヤツ。決まって風が強い晴れた早春にドラマを作ってくれる。
解禁数週間後の狩野川水系 左岸側の支流。石に生っぽいシャック多数、岸際でライズ炸裂。
4月の半ば、須玉川の上流。風にあおられて早瀬に流されるダンを、アマゴがばっさり。
小さなフライをこねくり回す早春にあって、気分転換させてくれる。
③ヤマトコカゲロウ

ガガンボやフタバコと共に狩野川解禁の基本。毎年コイツを見るたびに「渓流シーズン
始まったな」と実感。なぜか関東より北では少ない感じ。
川によって胴(アブドメン)の色合がだいぶ違うらしいけれど、小さくて地味な色の
イマージャー流せば、何とかなる。ブルーウイングド・オリーブだな、コイツは。
④シロハラコカゲロウ

桂川の解禁はコイツ(かフタバコ)。高原川でも、福島 浜通り各地でもお世話に。
フライが小さいだけで、あとはそう難しくないコカゲロウの釣り。早春のライズには、
コイツかフタバコを意識した淡色のイマージャーを、まず試します。
ブルーダン。。。Fly Fisherman的に、とても“なごむ”色だと思います。
⑤ヒゲナガカワトビケラ

キタぜ!Great Japanese Sedge!ヅラのデカヤマメ&バケモノニジマスの主食。
狩野川 雲名橋下の護岸に吐き気を催すほどに大量のヒゲナガアダルト。その日は
普通のマドラーミノー8番が爆発。岐阜の宮川では雪代引き際に真っ昼間の大量羽化。
シンクティップで流すギラギラウェットにアカ腹大ウグイ炸裂。。。なんて思いでも。
⑥オオマダラカゲロウ

今シーズン、僕を一番困らせてくれた。オリーブ~茶色で太い胴。。。ひときわ
キモいカゲロウ。ハッチも気まぐれで、陸上・水中・水面何でも来い。ステージの
見極め難易度MAX。プレ・イブニングに良く出るけれど、雨の日には昼間でもハッチする。
僕の最大イワナ(46cm)はコイツにライズしてたヤツ。雨がそぼ降る暗い昼下がりに。
⑦アカマダラカゲロウ

この頃ご無沙汰してます。4年に一度の狩野川フィーバーイヤーには、プレ・イブの
アカマダラちゃんに何度もお世話になってます。禁猟間近の桂川、20番くらいのコイツに
60cmのニジマスがライズする時は、血が頭に逆流します。シーズン通してハッチして、
夕方のライズを「イタダキ」化してくれる、とってもエライ子なんです。
⑧エルモンヒラタカゲロウ

多分、僕が初めて意識した虫。ヒラタのライズを取るのはとても難しい。ヒゲナガの
マスキングとしても登場頻度大。やっぱり小型のウエットフライが心強い。
ドロッパーはヒゲナガ、リードフライはエルモン意識。。。そんな組み合わせ、多いです。
桂ウエット師御用達のグリズリー・キング、僕にはエルモンのメスに見えます。
⑨ウエノヒラタカゲロウ

福島浜通り 夏井川。僕のお気に入りの川のイブニングを象徴するカゲロウ。薄いピンクの
胴が美しい。カゲロウの儚さをこれほどまでに表現してくれる虫はいない。
こいつを見たとき、僕はアメリカン スタンダード パターンの「ピンク・レディー」を
思い出した。そのウエットバージョン12番は、僕にとって夏井川専用フライです。
⑩フタスジモンカゲロウ

初夏~初秋までパラパラッとハッチする大きなカゲロウ。南アルプス野呂川の堰堤プール、
岐阜の小鳥川、静岡の芝川、福島のS川。。。何度かティッシュが空を舞うようなハッチを
経験しました。山岳渓流のイワナを除き、このハッチを釣るのはソコソコ難しいのですが、
ハッチの真っ只中で竿を振る幸福感は、他に代わるものがありません。
と、オタクトークに徹してしまいました。
早く、春が来ないかなぁ~。
(ちなみに、○○○式とか言って流行ってる水生昆虫の釣り、僕はあんま好きじゃないです)
サウナの中でO氏嘆く。。。
「どうすれば釣れるんすかねぇ~」
「JoeJoeさんのフライにライズしましたよねぇ~」
「何食ってるかわかってるんですかぁ?」
キャスティングや釣り方は教えてあげられるけど、
魚の餌生物の特定は、やはり経験がモノを言います。
「釣れない釣りを繰り返すのも、上達への道さっ」
なんてペシミスティックなこと言っちゃったんです。
イケナイ、イケナイ。
そう言えば、
福島で知り合ったFly Fisherman。
「虫のことなんか知らなくても十分釣りできるでしょ?」
僕はそれじゃツマらない。
でも、虫の知識がない人でも、いっぱい釣る人はいます。
Fly Fishingで鱒を釣るときに、
僕と鱒の間に「本物の餌生物(虫)」が乱入してくる。
そして、釣りを難しくする。
そんな時、僕はとても熱くなってしまいます。
(ホントは、僕が自然の営みの中に乱入しているのだけど)
「釣りをややこしくするのが楽しくてしょうがない」
ある知り合いの言葉。
仕事の場で、ネット社会で、分かりやすいことが
過剰にもてはやされている今、
遊びくらい、スノビズムな方向に向かっても、
いいんじゃないんでしょうか?
そこで十選。
虫かごへ入れて、無人島へ。
①オオクママダラカゲロウ

コイツがスーパーハッチすると、川が沸騰したようになる。
GW直前の茅野の上川、4月第2週の夏井川。。。ヤマメが釣れまくった思い出は、
オオクマが作ってくれました。14番のクイル・ゴードン、ヘアウイングダン。
高く浮くダンに激しく水面を割るヤマメ。たまんねぇ~なぁ~。
②マエグロヒメフタオカゲロウ

陸上羽化のニクいヤツ。決まって風が強い晴れた早春にドラマを作ってくれる。
解禁数週間後の狩野川水系 左岸側の支流。石に生っぽいシャック多数、岸際でライズ炸裂。
4月の半ば、須玉川の上流。風にあおられて早瀬に流されるダンを、アマゴがばっさり。
小さなフライをこねくり回す早春にあって、気分転換させてくれる。
③ヤマトコカゲロウ

ガガンボやフタバコと共に狩野川解禁の基本。毎年コイツを見るたびに「渓流シーズン
始まったな」と実感。なぜか関東より北では少ない感じ。
川によって胴(アブドメン)の色合がだいぶ違うらしいけれど、小さくて地味な色の
イマージャー流せば、何とかなる。ブルーウイングド・オリーブだな、コイツは。
④シロハラコカゲロウ

桂川の解禁はコイツ(かフタバコ)。高原川でも、福島 浜通り各地でもお世話に。
フライが小さいだけで、あとはそう難しくないコカゲロウの釣り。早春のライズには、
コイツかフタバコを意識した淡色のイマージャーを、まず試します。
ブルーダン。。。Fly Fisherman的に、とても“なごむ”色だと思います。
⑤ヒゲナガカワトビケラ

キタぜ!Great Japanese Sedge!ヅラのデカヤマメ&バケモノニジマスの主食。
狩野川 雲名橋下の護岸に吐き気を催すほどに大量のヒゲナガアダルト。その日は
普通のマドラーミノー8番が爆発。岐阜の宮川では雪代引き際に真っ昼間の大量羽化。
シンクティップで流すギラギラウェットにアカ腹大ウグイ炸裂。。。なんて思いでも。
⑥オオマダラカゲロウ

今シーズン、僕を一番困らせてくれた。オリーブ~茶色で太い胴。。。ひときわ
キモいカゲロウ。ハッチも気まぐれで、陸上・水中・水面何でも来い。ステージの
見極め難易度MAX。プレ・イブニングに良く出るけれど、雨の日には昼間でもハッチする。
僕の最大イワナ(46cm)はコイツにライズしてたヤツ。雨がそぼ降る暗い昼下がりに。
⑦アカマダラカゲロウ

この頃ご無沙汰してます。4年に一度の狩野川フィーバーイヤーには、プレ・イブの
アカマダラちゃんに何度もお世話になってます。禁猟間近の桂川、20番くらいのコイツに
60cmのニジマスがライズする時は、血が頭に逆流します。シーズン通してハッチして、
夕方のライズを「イタダキ」化してくれる、とってもエライ子なんです。
⑧エルモンヒラタカゲロウ

多分、僕が初めて意識した虫。ヒラタのライズを取るのはとても難しい。ヒゲナガの
マスキングとしても登場頻度大。やっぱり小型のウエットフライが心強い。
ドロッパーはヒゲナガ、リードフライはエルモン意識。。。そんな組み合わせ、多いです。
桂ウエット師御用達のグリズリー・キング、僕にはエルモンのメスに見えます。
⑨ウエノヒラタカゲロウ

福島浜通り 夏井川。僕のお気に入りの川のイブニングを象徴するカゲロウ。薄いピンクの
胴が美しい。カゲロウの儚さをこれほどまでに表現してくれる虫はいない。
こいつを見たとき、僕はアメリカン スタンダード パターンの「ピンク・レディー」を
思い出した。そのウエットバージョン12番は、僕にとって夏井川専用フライです。
⑩フタスジモンカゲロウ

初夏~初秋までパラパラッとハッチする大きなカゲロウ。南アルプス野呂川の堰堤プール、
岐阜の小鳥川、静岡の芝川、福島のS川。。。何度かティッシュが空を舞うようなハッチを
経験しました。山岳渓流のイワナを除き、このハッチを釣るのはソコソコ難しいのですが、
ハッチの真っ只中で竿を振る幸福感は、他に代わるものがありません。
と、オタクトークに徹してしまいました。
早く、春が来ないかなぁ~。
(ちなみに、○○○式とか言って流行ってる水生昆虫の釣り、僕はあんま好きじゃないです)