
昨年の大晦日、息子の帰宅により延期した熱海小旅行に昨日行ってきた。
午前11時、熱海駅に降り立ち、まずは福島屋旅館を目指した。
土産物店が立ち並ぶアーケード街をそぞろ歩き、10分ほどで旅館に到着。
といっても泊まる訳でも、風呂に入る訳でもない。
明治初期創業の歴史ある館内を見学するためだ。

お客でもないのに営業中の館内を歩き回り、写真撮影するなど気が引けるところだが、そこはアメーバブロガーの好奇心。女将さんの案内を聞きながら、厚かましく写真を撮りまくった。

帳場前のロビー。鏡越しに女将さんが映っている

客室へ続く階段。壁の松の透かしがレトロ
近年、テレビの旅番組や雑誌の記事などで紹介され、訪れる人が増えたそうだ。
熱海城が望める客室や、有名人が泊まった部屋なども入らせてもらったが、浴場はお客さんが入っていたので覗くのは遠慮した。


階段脇のマッサージチェアにはビクター犬やリボンシトロンのポスターなどが展示してあった。更に湯治客自炊用の流し台は綺麗なタイル張りで、50年くらいタイムスリップしたような気分になった。
もっと紹介したい写真があるのだが、長くなるので別の機会に。



福島屋旅館を後にした我々は、来宮神社へ向かった。
熱海は坂の町。それも急勾配の坂が多い。
息を切らしながら10分ほど登り、神社に到着。
ご神体は五十猛命(イタケルノミコト)と言い、来福・縁起の神様。初詣には10万人が訪れるとのこと。
社殿の後方には樹齢2000年の大楠(幹回り20mは全国2位)がそびえ、幹をひと回りすると寿命が一年延びると伝えられている。
来宮神社を後にした我々は元来た道を戻り、食事をしようと再び駅へ向かった。
ー続くー