
7月最後の日曜日は、静岡県立美術館へ「夏目漱石の美術世界」展を観に行った。
去年「ユベール・ロベール」展を観たが、ブログにはアップしなかったので、当ブログで県立美術館を紹介するのは初めてになる。
午前10時、かみさんと車で日本平丘陵の麓にある美術館へ向かった。
10分程で駐車場に到着。

美術館までは緩やかな上り坂で、欅の並木道をゆっくり歩いていく。
生い茂る木々の葉の間から差し込む夏の強い陽光が眩しい。

中間地点から左へ行くと図書館、広い芝生のグランドがあり、市民の憩いの場所になっている。さらに進むと娘の通っていた県立大学へ出る。
6~7分で美術館に到着。館内は冷房が効き寒いくらいだ。

「幼い頃から絵が好きだった漱石は美術にも造詣が深く、さまざまな美術作品を自らの文学に取り入れていました。今回の展覧会では、漱石の文学作品や美術批評に登場する美術家たちの作品を可能な限りご紹介します。ターナーやミレイに代表されるイギリス絵画から、若冲や応挙、抱一といった江戸絵画、さらには青木繁、黒田清輝、横山大観といった近代美術を漱石の眼を通して見直すことになるでしょう。」(以上チラシから抜粋)
上のターナーの作品は、漱石の「坊ちゃん」で赤シャツと野だいこの会話に出てくる“ターナーの松”のモデルだ。私が去年の春に訪れた陸前高田市の、あの奇跡の一本松にも良く似ている。

もうひとつ印象的な作品が、ウィリアム・ウォーターハウスの「人魚」。
漱石はこの絵を「三四郎」で登場させた。三四郎と美彌子がこの絵を観て同時に「人魚(マーメイド)」とささやく・・・。
私のお気に入りである「ラファエル前派」の作品が他に数点あり、それを観るだけでも充分入館料の元がとれる。
豊かな気分で美術館を出て、昼食のパンを「まいむ」で購入し自宅へと向かった。
「まいむ」は市内ベーカリーのベスト3に入る名店と思っている。(お店からは何も貰っていませんが)静岡在住の方は是非お試しください。
パンの昼食後、テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」を見る。
そして壊れたLGウクレレの修理。大汗をかいて何とか修復。
夕方はかみさんと1時間弱4,5kmのウォーキング。
いい汗をかいた後は、冷たいビールが美味い!
お供は茹でトウモロコシ。私の健康の源がトウモロコシだ。これに限る。
明日からの1週間に向けて充電完了!