庭の木蓮が開花した。10年前と比べて随分花が増えた。
木蓮の花の紫色が好きな私。

3月11日午後2時46分。皆さんはこの時刻をどのように迎えられたであろうか?
私は職場を抜け出して、東に向かって黙祷した。

全ての日本の人々はこの日、この時刻を忘れてはいけないと思う。
夕食を摂りながら7時のNHKニュースを見た。涙が止まらなかった。

あの忌まわしい厄災から丸二年。被災地の瓦礫の処理はまだ半分も進んでいない。政権が代わり、漸く復興にもエンジンがかかってきたが、被災地からの避難者約31万人の方々は未だ不自由な暮らしを強いられている。
また行方不明者は約2,668人。捜索で毎日冷たい海に潜る方々には頭が下がる。

被災者そっちのけで政局に明け暮れていた民主党政権の無能を憤っても始まらないが、自民党安倍首相のもと、復興のスピードが加速されることを期待する。
何度でも言うが、当時のリーダーが管直人だったことは日本の不運だった。
彼は日本憲政史上最悪の人物だ。東条英機首相の方が余程評価できる。
ルーピー鳩山同様二度と顔を見たくない。そして民主党は即刻解党すべきだ。
心ある民主党議員は悔い改め、自民党や維新の会に移籍してもらいたい。

私は去年の春、東北へ行った。余震や放射能の心配のない安全な静岡でノウノウとしていられなかった。
僅か二日間の旅だったが、陸前高田と気仙沼の惨状を目の当たりにした。そして人の温かさを知った。
被災地の人々は、きっと立ち直る。何年か後にあの日のことが懐かしく思い出される日が来ると信じる。同じ日本人だから。

まだ半分以上も残る震災瓦礫を、全ての自治体で受け入れてもらいたい。
猫の額ほどの私の庭に持って来てもらってもいい。
1年前、瓦礫を受け入れる少数の自治体・市長に、受け入れ反対の圧力をかけた市民?たち。自分とファミリーの利益しか考えない者たち、おそらく日本人ではなかろう。喜び、悲しみ、痛みを分かち合える民族。それが日本人だ。
私は瓦礫受け入れに反対するような人とはお付き合いしたくない。

なにか取り留めのない話になってしまった。原発の問題については別の機会に考えてみたい。
そして、またいつか東北に行ってみたい。陸前高田のGSのお兄さんや、気仙沼の居酒屋の女将さんと笑ってお話がしたい。