話が前後するが、17日、女子カーリングの日本一が決定した。
中部電力(長野)である。
メンバー全員が20代前半の若い力が三連覇を成し遂げた。
次の目標は世界選手権。女子カーリングは中部電力の時代が到来した。
前回のオリンピック出場後、主要メンバーが去った「チーム青森」は予選で敗退した。
(左)リード・佐藤 (右)セカンド・清水
(左)サード・市川(主将) (右)スキップ・藤沢
カーリングは1セットで両チーム交互に2回ずつ投げて(合計16投)相手よりサークルの中心に近いストーンがいくつ有るかで得点を競い、野球のように表裏10回の合計点で勝敗を決める。
上の画像は中部電力の選手たち。
1番手(リード)佐藤美幸・23歳、2番手(セカンド)清水絵美・22歳、3番手(サード)市川美余(主将)23歳、4番手(スキップ)藤沢五月・21歳。スキップはチームの司令塔である。3人の選手に投げるストーンの位置を指示する。本人が投げる時はサードがスキップ役をやる。初優勝した一昨年は藤沢は弱冠19歳!
市川はチームの顔だし、藤沢、清水も愛嬌がある。何より溢れ出る若さがチーム最大の魅力だ。

中部電力が準決勝で対戦した相手は「LS北見」(北海道)。
前日本代表・チーム青森で活躍した本橋麻里(26歳)がキャプテン。相変わらずの美貌である。
私が女子カーリングに魅了されたのは、目標目掛けてストーンを投げる瞬間の選手たちの真剣な眼差しが美しいからだ。「LS北見」は本橋のワンマンチーム的な印象を受けるが、セカンドの鈴木もテレビ向きの容貌だ。
(左)スキップ・小笠原 (右)サード・船山
さらに決勝で対戦した「北海道銀行」には懐かしい顔が二人。
小笠原(旧姓小野寺)と船山(旧姓林)だ。ソルトレイク、トリノ、バンクーバーの冬季オリンピックで私たちに夢を見せてくれた。私は今でも小野寺を超えるスキップはいないと思っている。
今回は私を感動させたスーパーショットは不発だったが、ベテラン健在を印象づけた。
まずは中部電力の三連覇を讃え、世界選手権での健闘を祈る。
他チームも打倒中部電力を目指し凌ぎを削って欲しい。