今読んでいる本で、結構ポイントだなと思った点について。


リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす/日経BP社
¥1,890
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この本に書かれている事のひとつに
「スタートアップについて重要なのは”学び”」
というのがあります。

特にその”学び”について印象的だった一文を引用すると

効率が悪すぎるって?一般的な基準で考えればこれほど悲惨なやり方はない。スケールアップは不可能だし、時間の無駄以外の何物でもない。CEOと製品担当バイスプレジデントが事業を構築せず、ふたりがかりでたったひとりの顧客に対応するというのだから。何百万人を対象にマーケティングを展開してもいいはずなのに、顧客はひとりだけ。さらに悪いことに、それだけの努力から形あるものは生まれてこないと思われた。製品もない、売上もないに等しい、レシピのデータベースもない、後々につながる組織さえもない。



ところが、これをリーン・スタートアップというレンズを通して見ると、彼らがとてつもない成果を上げているとわかる。毎週、自分たちの製品を成功させるために必要なことを次々と学んでいたのだ。

第6章のフード・オン・ザ・テーブルの立ち上げの話の一部。

自分がいいなと思ったのは、我々も相手(顧客)がどこの誰かも知らないし、
その好き嫌いもわかっていない、それから勝ちパターンもよく見えていない状態から
色んなサービスを始めていくわけですが、その時に仮説を検証することで
その実体をつかめるわけですねー、という点。

ただまだ、どうなのかなと思っているのは、この本では「継続可能な事業構築に向けた
顧客の把握」みたいな所にフォーカスしているんですが、我々は同じ感覚でいるのだろうか、
という点。

水物のサービス(ゲームってそもそもどれくらい寿命あるんだっけ)を扱う
組織で、「継続」の持つ意味や重要性は、所謂スタートアップのそれと同じなのか。

企業としてかんがえれば、継続する必要があるから、少し大局的に考える必要があるのかも。



二ヶ月近く寝かせてて、改めて記事を読んでたら自分なりのオチが見つかる、とかあるんですね。
この本貸しちゃった(あげたんだっけ)から、次は原著かな。





LEAN STARTUP,THE(H) [ ERIC RIES ]
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