心を整える。

¥1,365
楽天

これ。実家に帰ったら父が「読んでもいいよ」って貸してくれました。
でもたくさん折ったり、書き込んだりしちゃってごめん、父。
買って返すね(^_^;)


サッカー選手、長谷部誠さんの著書。
記憶に新しいアジアカップの事とか、ワールドカップの時のこととかを絡めつつ
「何を考え」「どう行動している」か、を短くまとめて書かれています。
ので、読みやすいです。

読後感としては、「真面目」「高潔」みたいに感じるところがたくさんあり、
好き嫌いは人によって結構あるかもなぁという印象でしたが、僕個人としては
こういう「真面目」な人が大好きです。

「試合は生き物」「考えは変わるもの」という言葉が出てきますが、
そういった不確定要素があるなかで、結果を出すために行動する姿は
本当に真似したい。

あと、本当に僭越ながら、共感できる部分がとても多かった。
サッカー選手として、人として、「バランス系」の人なんだなぁと改めて
印象を受けました。

「僕は弱い人間なので」的な発言がいくつか出てきますが、
相当なメンタルの強さを、本書の節々に感じますw
啓発書に相当するんだと思いますが、同年代のプロフェッショナルとして、
とても刺激をうけました。


以下、線を引っ張ったところ。
頑張っている人の姿を目に焼き付ける
集団のバランスや空気を整える
グループ内の潤滑油になる
組織の穴を埋める
運とは口説くもの
夜の時間をマネージメントする
息抜きも、度が過ぎたら時間の浪費
関わる人全てを幸せにするつもりで働けば、その気持ちは結果として還ってくる
「このあとは、日本寄りのジャッジで頼むよ」

サッカーと、ほぼ同年代というバイアスが、かなりかかってるとは思いますが、
とても心に響く一冊でした。おすすめです。