形骸化:誕生・成立当時の意義や内容が失われたり忘れられたりして、形ばかりのものになってしまうこと。



今日は、第49回中筑サッカー定期戦でした。
が、そのイベントは、まさにコレでした。

本来の目的は、両校がサッカーを通じて交流を深めて、
お互いの今後の発展のためのいい機会にしようみたいな
ことだと聞かされ、僕たち(筑波)は少なくとも、そのつもりで
毎年参加していました。

日程は
 2軍戦
 OB戦
 1軍戦
の3部構成で、2軍戦にも出ない人は応援だけをしに
国立西が丘競技場に毎年行っています。

今までは、この『2軍戦』は4年生のお楽しみ的なイベントで
参加していたのですが、相手とか、OBの方々から、もっと
まじめに取り組むべきだと指摘されたため、結構話し合って
今年は本当の2軍が戦うことになりました。

年配のOBの方々が、この大会を伝統あるものとして
大切にしてゆこうと思っているんだなぁと、思っていました。




と こ ろ が




今日、西が丘に足を運んでみると、中央大学の応援は

0人

正直、その段階でげんなりでしたが、2軍戦は、結局応援は
筑波だけだし、ほぼ毎年どおりお祭り状態で行われました。

で、問題のOB戦は、まぁメ○ボか否かのおなかのOBの
方々が思い重いにボールを蹴って、若き日を思い出していたとか
いないとかで、それなりに(彼らは)楽しんでおられました。

観客も、強制で連れてこられた筑波大の学生がほとんどでしたが
敬意もあって、がんばって応援し、その時間はそれなりの雰囲気で
終わることができました。

問題は、この次にありました。
なんと、このタイミングで開会式

今までの2試合は定期戦の中でどーゆー位置づけなんですか?
と、問いたくなるようなタイミングでの開会式。

まぁその後の1軍戦は大体関東リーグと同じような流れで90分を
戦い、3部は終了。

最後は閉会式で、炎天下のイベントはおわりました。



で、僕は、この伝統に疑問を感じて仕方ありませんでした。
本来の意義を全うするのであれば、中央大学のサッカー部が、
試合に出る選手以外来ないなんて、ありえないことです。
スタンドで応援しているのが筑波の学生だけで、なぜ交流が
深まるでしょうか。

このイベントの意味を、考えろと、スタッフには言われましたが
むしろ今日の結果をみて、よく考えてくださいと言いたいです。
考えた挙句これでは、がんばって準備をしてくれた運営の
学生に対してあまりにもかわいそうです。


そして、OBの振る舞いに関しても疑問を感じます。
まず、毎年用具の準備は全て学生の使っているものを
借りています。レガース(すね当て)、スパイク、ユニフォーム、等。
それだけならまだしも、当の本人たちは、試合後に、スタンドに
挨拶にくることもなければ、開会式・閉会式にも出席せず。
自分たちの試合時間さえ来て、楽しく試合ができればそれで
いいのでしょうか。OBとして金銭面・社会的な面でさまざまな
サポートをしてくださるかたもいらっしゃるのでしょうが、式典に
顔を出さないで、内容にあれこれ注文をつけるのはどうかと思います。


また、OB、外部の方に対する疑問のほかに、内部のコーチ陣
に対しても、今日は本当に疑問を感じずにはいられませんでした。

今日の各試合の応援は、学生(選手)は皆、暑い中立って応援しています。
それも、スーツで。
なのに、コーチ陣はスタンドの一番上(と言っても大した高さではないですが)
から、座って隣と談笑しながらまったり試合観戦。

この辺は個人的は問題も絡んできますが、今年の筑波ははっきり言って
結果を見てわかるとおり、弱いわけです。
それを、チーム全体で盛り上げて、一つでも多くの勝ち星をあげようと
言い、応援の仕方がなっていないと、新1年生に対し厳しい言葉をかける
一方で、自分たちはふんぞり返って試合をみているだけで応援はしない。

今日は特にひどく、あるスタッフが試合中に座りながら寝ているもんだから
選手は素切れ。そりゃ怒るでしょ・・・と思うんですが。

本当に全員で勝とうと思うなら、一番前に来て応援しても何もおかしくないと
思うのですが、誰一人としてそういう人はいません。



年をとり、自分よりも若輩な人間の上に立つと、そういう『当たり前』のこと
ができなくなってしまうのでしょうか。
人の振り見てわが身を直せとはよく言ったもので、本当に自分はそう
ならないように心がけなくてはいけないなぁと思いました。




いやー、今日ほど年長者に憤りを覚えたのも高校時代以来
かなり久しぶりだったので、つい明文化してしまいました。

自分が今後属する組織はきっとそういうことは無いと信じていますが
この目でしっかり確かめ、もしできていないのなら、自分から働きかけて
変えていくくらい気持ちを持って行動していかなくてはと思います。