朝
開店前
忙しく準備中
売り場をうろうろしている中年の男性
ポロシャツに
ハーフパンツ
ハイテク系の運動靴
背中にリュックというかデイパックというか
とても日焼けしいる
坊主頭が少し伸びた感じ
ひげは無精ひげか?
「・・・・シュンランのね
土おいてないの?」
はっ・・・・・・
開店前です・・・
「いらっしゃいませ・・うちはシュンラン専用のものもないですし
申し訳ありません、勉強不足で
シュンランのことを詳しく存じませんが・・・
水はけのよいものがよろしいですよね」
「うん、山で採ったのをもらったんだよ
増えたので、人にあげたんだけど
うちの株がげんきなくなってな」
うーーーん、困ったなぁ、とても
一番作業が忙しい時間帯
このお相手をしていると・・・
物事が片付かなくなってしまう
困る
困る
それにシュンランのことしらないのだ
「・・・・あのーまだ開店前で・・
ちょっと・・・・お時間が・・・」
でもこの男性はのんびりと
シュンランの話を続けている
今は山の土のままだけど
本を見ると軽石やコケで植えろと書いてあるとか・・・
(それは洋ランのことじゃ?)
桐生砂がいいのかとか・・・
もう仕事は中断
「お客様、売り場の本を見てみましょう!お待ちください」
そして
いろいろお話して
解決法は
見つからなかったが
何とか
様子をみていただくということで
「また、くるよ」と
にこにこと帰って行かれました
最初に
開店前だったことと
何となく風体が
怪しげだったので
身構えていたのですが
とてもきれいな目をしている方でした
今度はお応えできるように
勉強しておきます
今調べたら
用土は
鹿沼土 軽石 5対5 とか
焼赤土やゼオライト・薩摩土の混ざった東洋ランの土
などいろいろ
後でよく調べて
自分なりの答えを作成しておかなくてはね( ̄ー ̄;