保坂浩輝さんの講習会に参加してきました。

 

 

日ごろからお世話になり、長年のお付き合いの新井さんの協賛。

実はここのところ、ハードなスケジュールが続いていたので、実際参加が無理ではないか?くらいの勢いだったのですが。。。強い押しのお陰で参加できましたw

 

保坂さんというと、私のFBつながりの方の中でも、特に最近、注目されていました。

一人のFB友達が、ブーツを注文されたというのがすごく印象的で、「ヨイモノ」を提供されている方というイメージでした。

 

確かに、会が始まる前の準備段階で、沢山の素敵な製品を並べられていて、日本の職人さんの素晴らしい「ヨイモノ」たちのお話を聞けると、ワクワクしました(⌒∇⌒)

 

最初に、藍染めの布を見て、私が「これはエプロンですか?」と広げずに伺ったら、保坂さん、「違います・・・」といってうっすらお笑いになるだけ・・・「???」という状態でしたけど、あとでその理由が分かりました(苦笑)

 

さて、話が始まってみて、最初に、保坂さんが全身を私たちにお見せになって、一言、「僕は、全身、メイドインジャパンです。」

この一言、凄く考えさせられました。

 

保坂さんの話は、まずは、ご自身が国際政治を大学で学ばれていたというところから始まりまりました。

 

海外を何か国かまわった時期があるそうです。その経験の中で、思ったことは「みんな、大して仕事をしていない!」ということでした。これは私もよくわかります。

そして、海外での経験を通して、どうして日本人は朝から晩まで働いて、海外の人たちと比べて、それでも、生活がちっとも楽ではないのか?と思ったそうです。

私もそう思うのです。

海外、特にアメリカは土地があるということもありますが、夕方にはもうすでに家にいて、大きな家に住み、部屋もいくつもあり、家具も大きく、皆さん車も持っている(車社会ということもありますが)

日本は狭い家に住み、キッチンなどもぎゅうぎゅう。

リビングと食卓が一緒だったり、仕事するスペースが一緒だったり・・・

 

大学で習っていること、教室でやり取りしている内容は、あまりに世間で言っていることと違い、もっと知りたいと思ったと、保坂さんはおっしゃっていました。

 

私は数年前に、日本銀行の持ち主半分(株主)が日本国ではないことを知りました。

しかも、その持ち主の名前は公表されていません。

アメリカにおいては、100%がアメリカの国のものではないのです。

つまり、私たちが使っている紙幣には、金利が付いているということです。

 

この金利がなかったら・・・私たちの生活は何パーセントか、もしくは何十パーセントか、もっと楽になる事でしょう。

もう少し楽に、衣食住を手に入れられる。すると、もう少し楽に、子どもの習い事をさせてあげられる。もう少し自分の趣味や好きなことにお金をかけられる。もう少し、家族に提供できる…ということが実現します。

 

この事実を知り、どうしてこの世の中はこうなってしまっているんだと、思いました。

聖典を学んでいると、その理由が分かりますが、一般的にはあまり知られていないし、スピリチャルな世界だと思われてしまうことも多いです。

実際、世の中はおかしな支配の上に成り立っていて、私たちはそれが普通だと思ってそこに生活しているんだと理解できた一つの大切な真実でした。

(今はコロナ禍において、こういう話も、聞いてくれたり、逆に話してくれる人も多くなりました…)

 

日本の経済の底には穴が開いていて、お金がどんどん外に抜けているということです。

 

このメイドインジャパンではないものが沢山身の回りに溢れているということは、各家庭が、稼いできて持っている貨幣価値が、海外のものを買うたびに海外に流れ出るという仕組みです。

 

わたしたちの周りには沢山の海外企業がひしめき合っています。

話の中でもたくさん出てきたのがアマゾン。便利だから皆さんがすぐに使う、翌日には届く、、、とやっていますが、先に話した貨幣の金利と同じように、その何パーセントかは海外にお金が持っていかれます。

メイドインチャイナ、メイドインインディア、全て同じことですよね。

100円ショップのものたちも、ほとんどが海外製品。

電化製品、洋服も然り。

 

実は、お手頃といいつつ、楽でよいものと言いつつ、日本の経済に穴が開けて、結果、全く私たちに恩恵をもたらさない状況を作っているモノや企業にかこまれて、それを使って生活しているという現実なのです。

そこから、保坂さんが扱われている、「ヨイモノ」達の話になりました。

 

漆のお椀。

新品と10年モノを手に取って見比べさせてくださいました。

写真を見て、どちらが10年選手かわかりますか?

 

 

美味しくなるスプーンもありました。

その名も「感動するスプーン」

食べ物に気を付ける方は多くなりましたが、直接口を付ける食器を気にする人はまだまだ少ないという話に、なるほど!と思いました。(実際私は、食べ物があかん、と20年前から奮闘してきた一人です)

 

漆は、なんと本物の漆職人が作るときに120回の工程があるそうです。

中に布を巻いてその上から漆を重ね塗る…10年、20年、30年登使えるもの。

はげるから、もったいないから使わない、ではなく、使ってこそ完成品になっていくのが本物の職人さんが作られた漆製品なのだと。

新品は、いうなれば、まだ未完成品状態。

これを使っていって、輝きを増すもの、それが漆とのことでした。

 

日常生活の中で絶対に必要なもの、掃除。

それに使うほうきや、手で持って使うほどの大きさのほうき?

これは洋服を軽くなでるように埃を取るのにも使いますが、洋服が新品と同じ色を出します。

毛玉取りが世に出回っていますが、毛玉ができた段階でアウト。

なんと、これで服を手入れしたら毛玉もできないとのこと。

 

ホームセンターに売られているそのほうきの植物の断面図と、保坂さんが取り扱っているほうきの植物の断面図を見ると一目瞭然。

日本の植物(さらにえりすぐりの植物)と中国産ではこうも違うか?というものでした。

 

ホームセンターで安く買ってきたものは、まず、埃が取れない。

望む結果を得られず、逆に折れたりしてごみが出る。

数ヶ月しかもたない。

こわれたら、また買う…

 

お金を出して、掃除に苦労し、また買う、そんなものな訳です。

 

掃除機も素晴らしいものがりますよね。例えば、D社の掃除機。

これは、吸引力がとてもあって、ごみを集める力が強く、しっかり掃除ができる、というもの。

しかし・・・ある保坂さんのお客さんが、D社の掃除機を使っていて、掃除機の中身を出してみたら、ごみと絨毯の毛が半分半分だったそうです。

慌ててほうきを買いに来たと。高価な絨毯がダメになってしまうことが分かったからです。

 

コロコロを使っていても同じく。ガムテープと同じで、粘着力のあるもので掃除をしていると、逆にごみを集めやすい素材になっていく。

 

このほうきを使ってみると、快適であり、きれいになり、長く使え、更に電気代がかからない。

 

この二つは、沢山あるうちの2つ。

その他にも、取り扱うに理由がある製品が、沢山ありました。

この会場にあるだけでもたくさんあるのに、お店ではもっとあるということでした。

 

これらのヨイモノを使うとどうなるか?

 

日常的に快適に、時短で、節約して過ごすことができる。

肌に直接つけるもの、毎日手にするもの、口に触れるもの・・・すべてとても大切なのです。

 

それと同時に、、、これらすべてがメイドインジャパンなので、貨幣価値が外に逃げない。

それは、日本の国を豊かにすることにつながります。

 

なんと、ヨイモノのお話だけではなく、その一歩先に保坂さんの話の中心があったのです。

 

ヨイモノの話を伺うつもりで足を運んで、手伝いに行ったのに、、、最高にいい話を、またいいお店を、いい人を知ってしまいました。

 

講演会が終わると、製品の説明もしてくださって、購入タイムに移行しました。

皆さん、欲しいものを手に入れて、ニコニコ顔でした。

 

そこでも、気が付きました。

カード決済より、現金のほうがより、「八方良し」

そうですよね、カードも海外のものですよね…

 

今の生活リズムで便利だと思っていることの根底をよく見極めないと、日本は搾取されていると感じました。

 

私の大好きな江戸時代。

鎖国であり海外とつながってなかった。

それでも、約300年間の間、日本人は日本の国だけで豊かに生きていたんです。

 

ついでに書くなら、私の大好きな「日本手ぬぐい」

いつも、ハンカチやタオルと同様、持ち歩いています。

山登りや汗をかくときも、首にかけていたら涼しく、すぐに乾きます。

剣道の時だって、もちろん面の下に手ぬぐいは必須です。

古くなれば台所用の布巾や雑巾になり、それでもボロボロになれば、昔の人のようにハタキのようにも使って、土にかえります。

江戸の頃は、そのように使い切って土にかえるものが多かったと聞いています。

 

今のコロナ禍、考えるべきこと、変えるべきことが沢山あるな、と思いました。

 

保坂さんが、「僕は、これを高いとは思っていません。激安なものを扱っています。」

まさにその通り。

少なくても何年も、下手したら、次世代に継ぐ買い物です。

ホームセンターで一年に何度も買い換えないといけないものではない。

一日にひと箱タバコを吸う人がそれを毎日続けたときに、30年間でいくら払うのか?

計算されてて、その金額、ひっくり返りそうでしたw

 

更に、この素晴らしいモノたちは、私たちの生活を、「満ち足りた」ものにしてくれる。

 

「足るを知る」という言葉も例えていらっしゃいました。

 

この言葉は、人間の欲を戒める、という意味がありますが、本当にヨイモノを使ったときに、余計なものはいらなくなる。

肌に気持ちのいいもの

自然の素材を使って、心地よく過ごせるもの

それによって、「足るを知る」から「満足」する。

 

 

最初に保坂さんがおっしゃった、メイドインジャパン100%

 

すぐにはできなくても、少しずつパーセンテージを上げて、エコで気持ちの良い日常にシフトしたい。

 

来月にはお店に伺って、直接、色々なものを手にしてみようと思います。

 

是非、みなさんも、保坂さんのお話を聞く機会があったら、聞いていただきたいです。

お店には、私もまだ行ったことがないですけど、行ける方はぜひと思います。

 

 

 

 

 

ちなみに、その日、私のメイドインジャパン率、靴とカバンと、腕時計、でした(⌒∇⌒)

10%?15%くらいかしら?