リズム&グルーブ&ドラム論 -3ページ目

リズム&グルーブ&ドラム論

ドラム上達のための考え方、思ったことなど発信していきますよ~♪

3点セットとは何か?バスドラム、スネアドラム、ハイハットの3点をロックビートを構成する基本であるために、3点セットと呼んでいる。

ほとんどのポップスやロックにおいては、1拍目と3拍目のダウンビートと2拍目と4拍目のバックビートという形が基本となっており、実は単純ではあるがここが最も重要な部分である。バスドラムとスネアの単純な組み合わせによってビートは作り出され、これをどのように聴かせるか。これがドラムの醍醐味であると思う。

ハイハット、ライドによる刻みはこのバスドラムとスネアを引き立てるためにいろどりを沿えるもの、という考え方が望ましいだろう。だからそのように考えると自然と3点セットの音量バランスをどのようにすべきか答えがでる。金物は大きすぎない音量でやるとリズムがズシッと締まります。
ノリやグルーブを決定づけるひとつの要因として、音の出るタイミングというものがあると思う。

その音のでるタイミングをそれこそ100分の1秒単位で制御することができればノリやグルーブ感というものを調節、コントロールすることが可能になる。

意識しやすいのはスネアドラムの発音タイミング。このタイミングを微妙に前に出すか後ろにするかでノリが全然変わってくる。

これをコントロールするために一つの目安となるのが右手。通常右利きの人は右手でハイハットやライド、左手でスネアを叩くことが多いと思われるが、通常の8ビートにおいて2拍目4拍目のスネアのタイミングをハイハットやライドと完全にシンクロさせたとき、これはジャストのノリとなるだろう。

そのために意識することは、右手を振り下ろし始める時に同時に左手を振り下ろし始めること。なんだ当たり前じゃないか、と思うことなかれ。案外本人の思惑とは裏腹に左手のタイミングは遅くなっていることが多いものである。かくいう私もその修正には苦労しているのだが。


ここで非常に単純な理屈をひとつ。

ドラムが音を出すのはスティックがヘッドに当たった時。つまり、ここで音を出したいと思ったときにスティックを「振り下ろし始める」のでは遅いのである。


そう。だから、右手と左手を同時に振り下ろし始めるために、振り上げの動作から意識しよう。右手と左手を同時に振り上げ始めれば振り下ろしも同時にしやすくなりますね。