先週の水曜日(7月11日)にHOT Balloon ablationを施行したお二方は再発もなく、無事、本日退院となりました。今年のHeart Rhythm in Denver では、通常のカテーテルで左心房内の線状焼灼を行った場合、なんと、50-60%の例で(無症候性がほとんど)食道潰瘍が生じていることが報じられました。それ以降当院では全例術後一週間ほどで内視鏡を実施しています。現時点では、Hot balloonによる食道潰瘍は一例もないことから、将来症例を積み重ねて、【安全性が高い】、という結論を導き出せることを願っています。

心房細動の治療に関する問い合わせはメールアドレス: mail@hayamaheart.gr.jpまでどうぞ。

病院のHPはhttp://www.hayamaheart.gr.jp/

先日当院での心房細動治療の成績(再発率)についての問い合わせがありましたので、簡単にご紹介致します。現在第二世代のバルーンでの治療開始後計58例になりますが、治療効果判定期間に達した42例での検討では、発作性心房細動(35例)中再発は4例で88%(31例)で洞調律が得られています。但し、内服薬の併用しているのが30%です。一回目のセッションでこの成績であれば問題ないと思います。
しかし、持続性心房細動(自分の力では洞調律化しない)7例は内服薬併用50%でも60%弱にしか効果がなく肺静脈(PV)の隔離のみでは不十分だと考えています。現在、Roof lineや、CS os-IVC line, 僧帽弁輪部ー左下肺静脈間への線状焼灼の追加を試みています。先日(No 58)の方は12年来の慢性(continuous type)心房細動であり,このような焼灼ラインを追加することによって洞調律に復帰することが可能でありました。
記念すべき一例でありました。多少は施術時間が長くなってしまいますが(3時間から4時間)良くなって日常生活が楽しく送って頂けるのでしたら全く問題ありません!
もし、お聞きになりたいことがございましたら、下記へメール下さい。

よろしくお願い致します。

心房細動の治療に関する問い合わせはメールアドレス: mail@hayamaheart.gr.jpまでどうぞ。

病院のHPはhttp://www.hayamaheart.gr.jp/
 
先週の金曜日に今年に入ってから34例目の心房細動の治療を高周波HOT Balloon カテーテルにて行いました。
非常に経過は順調です。
また、case no=53(本年32例目)の方は非常に高名な病院、先生に二回にわたって通常のカテーテルによる心房細動アブレーションを施行後残念ながら再発されて、当院へ来院された方ですが、幸い現時点では心房細動発作はなく経過は良好です。

もし、通常のアブレーションでも心房細動がぶり返すお方がおられましたら、精一杯治療に当たらさせて頂きますのでご連絡下さい。