木原誠二議員は2005年9月11日に第44回衆議院議員選挙に自由民主党公認で東京20区から出馬し、初当選。現在まで当選回数5回の衆議院議員です。木原誠二議員が掲げる理念は「政治は、日々の現実の暮らしを守るもの。」であり、衆議院議員として、自由民主党第20区支部長として、また、自民党幹事長代理、政調会長特別補佐として、国政に取り組んでおられます。
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木原誠二さんの活動方針
木原誠二さんのウエブサイトを開くと大きく見えるのが「誠心誠意、政策で!! 公正で正直な政治、弱者を守る政治、平和を守る政治」というキャッチフレーズが目に入ります。そこにはこういった言葉で説明されています。引用してご紹介いたします。
カッコよく目立つことばかり、パフォーマンスばかり、流行りを追うばかり。
それでは政治の責任は果たせません。
政治は、日々の現実の暮らしを守るもの。
厳しい経営環境で地域を支える中小・小規模事業者、所得が伸びない中で必死に子育てをする親御さん、障害を持ちながらも夢を追う若者、孤独に耐える一人暮しの高齢者、親の仕送りに頼らず学ぶ学生さん、日々、必死に頑張っておられる皆様を支えられる政治を目指していきます。(出典:木原誠二ウエブサイト)
木原誠二議員の考え方はこのサイトのアップされているメッセージからわかるのではないでしょうか。
木原誠二議員の経歴を掘り下げる
まずは木原誠二議員の経歴を見てみましょう。
学生時代から政治家を志すまで
- 1970年 東京都渋谷区に生まれる
- 1993年 東京大学法学部卒業
- 1993年 大蔵省入省し、証券局証券業務課に勤務
- 1995年 英国ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)へ留学
- 1997年 大蔵省主計局法規課
- 1997年 英国大蔵省出向(初代)
- 2001年 財務省大臣官房課長補佐
- 2003年 財務省国際局課長補佐
まず木原誠二氏が衆議院議員選挙に当選し、議員になるまでを見てみたいと思います。木原誠二氏は1970年生まれ。生後9ヶ月でアメリカのシカゴへ。5歳までシカゴで生活させたそうです。大学は東京大学に入学し、学生時代には法学を学ばれました。学業だけでなく、スポーツにも没頭。特にテニスでは全国選抜テニス大会3位という成績を残されています。
卒業後、少しでも人の役に立つ仕事をという志を持って、当時の大蔵省に入省。1999年から2001年まで、英国の大蔵省に日本人として初めて出向。その際、サッチャー元首相と出会ったことをきっかけに政治の道へ進む決意をしたのだといいます。
2005年、第44回衆議院議員選挙で初当選
木原誠二氏は2005年、第44回衆議院議員選挙に立候補します。この選挙は当時自民党総裁で総理大臣だった小泉純一郎氏が参議院で郵政民営化法案が否決されたら、衆議院を解散して国民の信を問うとして、実際に法案が否決されたことからいわゆる「郵政解散」を行ったのです。そして行われた衆議院議員選挙が「郵政選挙」と呼ばれたものでした。この選挙では「小泉チルドレン」と呼ばれた議員が多く当選した選挙として知られています。
- 2005年 第44回衆議院総選挙で初当選
- 2009年 第45回衆議院総選挙で落選
- 2009年 政策研究大学院大学研究員、縄文アソシエイツ・コンサルタントとして勤務
- 2012年 第46回衆議院総選挙で2期目の当選
- 2013年 第2次安倍内閣で外務大臣政務官就任
- 2014年 衆議院議員運営委員会理事に就任
- 2014年 第47回衆議院総選挙で3期目の当選
- 2015年 第3次安倍改造内閣で外務副大臣に就任
- 2016年 モンゴルから北斗七星勲章を授与
- 2016年 バングラデシュ・ダッカで発生したテロ事件で現地対策本部長に就任
- 2017年 政務調査会副会長兼事務局長就任
- 2020年 衆議院内閣委員会委員長
- 2021年 内閣官房副長官(政務)および内閣総理大臣補佐官就任
- 2023年 自民党幹事長代理・政調会長特別補佐就任
自民党が1955年の結党以来、初めて衆議院第1党を失った2009年の第45回衆議院議員選挙で木原誠二氏は元職の議員に敗れ落選。2009年から落選中の3年間は民間企業で営業マンとして働きながら、地元政治活動を継続。2012年の第46回の衆議院議員選挙で再び、当選を果たされました。現在まで木原誠二氏は衆議院議員選挙で5回当選し、自由民主党の東京第20区支部長、そして、自民党幹事長代理、政調会長特別補佐を務めておられます。
木原誠二氏の所属議員連盟と内閣における役職
木原誠二氏の国政におけるこれまでの政治家活動を見ていきましょう。現在、木原誠二さんが参加しておられるのは次の3つの議員連盟です。
- 日英友好議員連盟(事務局長)
- 警備業の更なる発展を応援する議員連盟(事務総長)
- 都市における農業を考える若手議員の会(世話人)
現在内閣では役職に就いておられませんが、これまでには次のような役職に就いてこられました。
- 元 内閣官房副長官(政務)
- 元 内閣総理大臣補佐官
- 元 外務副大臣
- 元 外務大臣政務官
委員会活動も見てみます。衆議院では以下の委員会に参加してこられました。
- 元 常任委員会
- 元 内閣委員長
- 元 議院運営委員会(理事)
- 元 安全保障委員会(委員)
特別委員会では「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」で委員を務められたほか、審査会では「政治倫理審査会」で幹事として、活動されたことがあります。
木原誠二氏の自民党における役職は?
木原誠二氏は自由民主党(自民党)の幹事長代理、そして政調会長特別補佐に就いていらっしゃいます。以前から党内の多くの調査会や委員会、部会で重積を担っておられました。これまでに就いておられた役職をご紹介します。
- 元 デジタル社会推進本部(幹事長)
- 元 競争政策調査会(幹事長)
- 元 金融調査会(幹事長)
- 元 政務調査会(副会長 兼 事務局長)
- 元 国会対策委員会(副委員長)
- 元 税制調査会(幹事)
- 元 行政改革推進本部(事務局長)
- 元 財務金融部会(副部会長)
- 元 情報調査局長
木原誠二氏は大蔵省、つまり現在の財務省の官僚でした。党内で参加されていた調査会も金融や税務関連が多いのは金融関連の知識、人脈は豊富であり、そうしたネットワークを生かすことができたからではないでしょうか。
木原誠二氏が掲げる基本政策
次に木原誠二氏が掲げている基本政策について、見ていきましょう。
人間中心の持続可能な資本主義の構築
木原誠二さんは経済について、人々が豊かに暮らし、さらには日本という国が国際社会で存在感を示していくためには「経済成長」が必要だと説いています。その背景には木原誠二氏が財務省の官僚時代に国内外の経済を見てきたからということがあるのではないでしょうか。
木原誠二氏はこのそのためには「新たな資本主義」の必要性と謳っています。この実現に向けて、次の4つを掲げていらっしゃいらっしゃいます。
- 「儲ける」から「儲けた上で、その儲けを適切に配分」へ
- 低価格での体力消耗競争から高付加価値経済へ
- 経済安全保障の強化
- 成長を導き出す無駄のないインフラ整備の推進
「高齢者」も「若者」も「子ども」もの社会保障改革
日本は超・高齢化社会に突入しており、少子高齢化が加速し続けている人口オーナス期にあるといえます。その中で、我々が安心して暮らしていけるような社会づくりをしていくためには「社会保障制度全体の持続可能性を高めていくことが必要である」と考えておられ、社会保障制度についても改革を進めたい、と木原誠二氏は訴えています。
- 年齢から能力へ、全世代型社会保障制度への転換
- 子育て・教育支援の充実、育休制度の促進など子育て支援の充実
- 社会保障制度を補完する民間活力の導入
- 地域主導の「活力ある健康長寿社会」の実現
- デジタル技術とデータを活用した新たな予防・医療・介護・年金
そのためにこれら5つの実現を目指しているそうです。
地域の暮らしを改善するデジタル化の推進
木原誠二氏は「デジタル化は目的ではなく、手段」と位置付け、AIを取り入れること、5GやIoTを取り入れることが構築を目指すには「国民の暮らしの向上」「利便性の向上」「安心の向上」であり、「人間中心の人に優しいデジタル化を進めていく」、としています
- MaaS、遠隔医療、遠隔教育の実現
- 5Gの地方からの早期全国展開
- 行政のスリム化、プッシュ型行政の実現
- デジタル規制改革の徹底&データ庁設置
- デジタル支援員の重点的配置
この5つを実現目標とされています
自然災害や感染症に強い、国民を守れる国づくり
自然災害が多い我が国では近年、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本大地震、今年は入ってからは能登大地震があり、甚大な被害が発生しました。木原誠二氏は「危機時においても、国民の命・暮らしを守ることのできる強靱な国づくりを進めていく」としています。そのために、木原誠二氏は次の3つを進める必要があると説いておられます。
- 防災・減災対策
- 地球温暖化対策の推進
- 感染症対策の強化
世界を主導するソフトパワー外交
世界では紛争が発生し、苦しんでいる人たちがいます。その中で日本はどうあるべきか、どう行動すべきか、考えていかなければなりません。木原誠二氏は「世界を主導するソフトパワー外交」という政策を掲げ、「基本的価値を共有する国々との連携を強化するとともに、SDGsや気候変動など国際社会のルール形成に主導的役割を果たしていく」としています。
- 自由・民主主義・人権・法の支配等の基本的価値を守り抜く
- 国土、国民、主権を守り抜く、そのために拉致問題の解決に全力
- 科学技術・文化芸術等のソフトパワー外交の徹底
- SDGs・気候変動等国際社会のルール形成の主導
- 核軍縮・不拡散の主導
外交の基本は「敵を少なく、仲間を多く、その仲間を増やしていくために、世界規模でファンが多いマンガ・アニメはもとより能や歌舞伎そして日本映画など日本の文化芸術、そして国際的に評価の高い科学技術などのソフトパワーを活用していく」、こうという考えを打ち出されています。
まとめ
「人間中心の持続可能な資本主義の構築」「高齢者も若者も子どももの社会保障改革」「地域の暮らしを改善するデジタル化の推進」「自然災害や感染症に強い、国民を守れる国づくり」「世界を主導するソフトパワー外交」、この5つの基本政策を掲げ、現在4期目を務めているのが衆議院議員の木原誠二氏です。所属政党の自民党内では幹事長代理・政調会長特別補佐として、党内の取りまとめに取り組まれていらっしゃいます。誰もが安心して暮らせる社会づくりを目指す木原誠二氏が行っている政治活動の「いま」は公式Xや公式ウェブサイトに掲載されている活動報告で知ることができます。
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