『オニアジサシ』日本では初見です
参考 台湾金門島紀行(8) 『シロガシラ』『シロチドリ』『シキチョウ』『オニアジサシ』『ベニバト』
この写真が撮れたのも、親切なバーダーと出会えたからです。早朝5時45分のバスに乗り大倉山駅から電車に乗り二俣新道を目指した。バスは7時40分頃なので、バス停で荷物をほどき、カメラを組み立てた。初めての経験だが電池の残留電力が1%と表示。
愕然とした、普通は予備の電池を持っているが今日は忘れていた。失意のうちに三番瀬に到着、皆さんお帰りである。今しがた『オニアジサシ』は飛び去ったとの話です。今日は仏滅の日かと心は沈む。しかし、鳥は又帰ると信じ、干潟の先まで歩き、自宅から履いてきた長靴が運悪く水漏れというか、靴の中に海水が入り込む。最悪だけど、我慢して双眼鏡で『オニアジサシ』を必死で探す。
1時間程度経過したら、別の場所に目的の鳥は降下したらしい。急いで、海水がダボダボの長靴を引きずりながら現場に到着。
しかし、考えてみればカメラは電池切れ、撮影できないのだ。いかに予備が大事か思い知る。失意のうちに、現場を去りバス停に戻り帰ることにした。水道で長靴を洗い、靴下を脱ぎ、新しい予備の靴下に履き替え(靴下の予備を持つぐらいなら、なぜ電池の予備を持参しなかったのか。自分を責める。
バス停で悔しいので鳥友のキツツキさんに電話し状況を伝える。バス停でバスを待っていると、今日埼玉から早朝に起きて駆け付けたもの好きなバーダーさんがベンチに座れた。私が不幸な結末を話すと、彼は自分のNikonの電池を差し出し、どうぞお使いくださいとのこと。
世の中には神仏がいるもんです、バーダーに悪い奴はいない。私の電池をお渡しし、交換してくれることとなり、名前も告げずバスに乗車された。日本人に生まれて本当に良かった。今日は素晴らしい出会いにあいました、もし、この記事を読まれていれば、ぜひご連絡をください。豪華食事を奢らせてください。
というわけで、急いで現場の干潟に戻るがつい先ほど、『オニアジサシ』は飛び去ったの事でした。しかし、今日の私はついていないようで、神仏が味方です、待つこと30分程度で『オニアジサシ』は戻ってきました。
『ウミネコ』に負けない迫力
しかし、先日は『ハシブトアジサシ』を相模川河口で撮影、アジサシについているようです。