昨日、雪組『夢介千両みやげ / Sensational!』の宝塚大劇場の初日の幕が無事上がりました
本当におめでとうございます
そしてこの公演をもってご卒業される綾凰華さん
さまざまな気持ちが溢れ出ます。
ところで1ヶ月以上前の話で恐縮なんですが、
アダム・クーパーの『SINGIN’IN THE RAIN〜雨に唄えば〜』を観劇しました
宝塚ブログですが、やはり備忘録として残したいと思います。
ニュース記事にもあるように、当初2020年の公演が新型コロナの影響で中止となり、今回の公演も東京公演はオミクロン株の流行の影響で、1月は公演中止となっていました。
2月のチケットを持ってはいましたが、公演されるのかされないのか1月中旬過ぎても発表にならず、決定したのは公演再開日(2月2日)の約1週間前でした。
なぜ”奇跡の公演”なのか…
まず入国許可が降りないという事態。
ロンドンでの稽古中は毎日抗原検査を行い、
出国予定の2週間前からのバブルを組み、
空港近くのホテルでの生活。
そしてやっと入国の目処がついたのは出国目前。
日本公演が行われるのか分からない状況の中にも関わらず、稽古中の感染予防と防疫措置。
驚くのが、これら全て自主的なんです。
公演できるかどうかもわからない中です
詳細が知りたい方は是非こちら
#やっぱ観たい雨 【連載1】2012年夏、名門パレス劇場。劇場を見上げるとアダムの巨大パネル!あのパレス劇場の入口にでっかいアダムがいる!それだけで大興奮、すぐ当日券を購入。彼がウエストエンドの舞台に立っていることすら知らなかったロンドン出張最後の夜、開演を待つ。(続く) #SITR2022 pic.twitter.com/vjANbxwkLl
— TOTAL STAGE PRODUCE (@TSP_produce) 2021年11月15日
2014年の日本公演までの経緯から、今回の公演に至るまでがわかります。
このいきさつを知っていたので、公演日当日は前奏が流れた瞬間に涙がボロボロこぼれました。
マスクがあって本当によかったです。
(危うく情緒不安定な人になるところでした)
たまたまかもしれませんが、私の周りにその様なことを知っている方がいらっしゃる様子はありませんでした。
というのもおしゃべりしている方が非常に多く、私の隣の方は「アダム・クーパーって有名?」とおっしゃっていて、私は心の中でずっこけました。
私は友人と行きましたが、会場内では一言も発することはできませんでした。
アダム・クーパーの雨唄 感想
迫力満点、素晴らしい、の一言に尽きます。
まずは目玉となる14トンの雨、アダムの踊りに合わせて弾けるしぶきが芸術的なんです
ダンスを踊り、歌を歌いながら、水の魔法の様に操つる…
このシーンの連続、細かい水の玉が更に更に高くまで上がっていました。
そしてライトに反射して、本当に虹がかかっていました
また年齢を全く感じさせない、華麗なステップ
歌唱力も素晴らしく、なんと言ってもセクシー
キャシーを演じられたシャーロット・グーチは、
以前『TOP HAT』の来日公演も観劇したのですが、
スタイル抜群の美女
細かい演技が感動に拍車をかけ、最後も号泣
すっかりその世界に引き込まれ、開始15分経った頃には字幕は見ずに観劇。
宝塚でも何度もみていますし、映画に至っては子どもの頃から何度も見ているので、ほとんどのセリフも誦じていました。(観るまでは細かいセリフを覚えているか心配でしたが)
ニュアンスの違いはあっても、やはり海外ミュージカルを宝塚でそのまま上演する素晴らしさを再認識しましたね
宝塚上演の海外ミュージカルに厳しいご意見もよく目にしますが、やはり制約があってそのまま上演する価値を、もう少し知っていただけると嬉しいです
『ME AND MY GIRL』然り、最近で言うと『アナスタシア』もです
撮影がOKだったカーテンコールの写真を何枚か
左からアダム・クーパー、シャーロット・グーチ、ロス・マクラーレン(コズモ役)
息を飲む鮮やかさと大迫力の雨
生オーケストラ登場と水をかけ合う3人
東急シアターオーブ、センターブロック9列目
字幕を含め舞台全体が見渡せる、最高に素晴らしい席でした
感動を本当にありがとうございます
お陰さまで今年1年、何があってもハッピーに過ごせそうです
生の舞台、ミュージカルは素晴らしい
最後までお付き合い頂きありがとうございました。