錠タペオの気ままなブログ
  

  久しぶりにアメブロを書くので書きやすいネタから。

  

 プロレスは八百長とよく言われる。約束事があり、スポーツではなくショーだとも言われる。

 ショーなのかもしれないが、観客に見せるためにはまず強くならねばならない。

 ストロングスタイル。 

 観客に本当の強さを主張してきて受け入れられてきたのが、新日本プロレスである。

 今でこそスポーツライクの感じのする団体になったが、一時は迷走を続けていた。


 それは何が原因か。

 日本で一番有名なプロレスラー、アントニオ猪木のせいである。


 かれは引退後、あの手この手で新日本プロレスを利用した。

 まずは小川直也を使い、橋本との抗争で新日本プロレスで力を行使した。

 そして藤田和之という日本人最強レスラー(総合格闘技で)という持ち駒を使い、総合格闘技界で力を誇示した。猪木のおかげで日本に総合格闘技が有名になった点は否めない。

 しかし、猪木の実力行使にはうんざりしていた。

 明らかに猪木が新日本プロレスを食い物にしていた。

 東京ドームで試合を見に行ったとき、パフォーマンスのためにリングにあがる猪木に激しいブーイングがされていた。

 ファンは敏感である。

 猪木は功労者であるが、新日本プロレスにはもう要らない。

 今は猪木が株を手放した結果、非常に健全な団体となっている。


 そんな猪木と新日本との10年戦争。

 それを描いたGK金沢克彦の著作。

 

 本当のレスラーの葛藤を知って欲しい。

 

 リングの前にリアルなドラマがある。