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I LOVE LOUIS VUITTON♪

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3年前のブログ


I LOVE LOUIS VUITTON♪


そう言えば、いつも、祖母の贔屓の呉服屋さんが実家に来ていたわ!

いくつかの反物を見せてくれ、その中から好きなものを選んで、あとは小物なども選んだなあ。

浴衣は毎年祖母が縫ってくれてお出かけしていたの。


その呉服屋さんの長男とは小学校以来の幼馴染みで、親同士は勝手に「将来は…着物の世界に!」などと話していたそう。

私は勉強好きだったから、着物の世界を極めてもいいと思ってみたり。


でも、その長男であった彼は、私が17歳の時に、白血病で亡くなってしまった。

私は、それから着物に袖を通すのが辛くなって、いつも泣いてしまう。


彼のお通夜の時、彼のご両親が「Joaillerieちゃん、どうかあの子の分も生きてやってね」と、

私を抱きしめて、泣き崩れたのを忘れることはない。決して忘れない。


涙に「忘れようとする涙」と「記憶しようとする涙」があるとするならば…。

「記憶しようとする涙」。


それでも、その時の私は混乱していて、「彼を失って、どうやって彼の分まで生きるればいいのか」、

そう感じた。 そして何年も経った今、いまだに彼の不在を感じている。穴が空いたまま。


I LOVE LOUIS VUITTON♪


ヨレヨレシャツと死んだ幼馴染はセットで語るのがjoaillerie流


今回は親が勝手にくっつけたがっていた設定から初恋の人にアレンジしてみたようです。