どうなの?俺。のこれから -3ページ目

隣は何をする人ぞ(その3)

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病人は本当にヒマです。否が応でも隣に目(耳)が行ってしまいます。ましてや隣は大当たりのボケたお爺さん。一挙手一投足たりとも見逃すわけには行きません。今も、おむつを直しに来ていたナースと話をしている目の前でナースコールを押しました。

看「何ですか?○○さ~ん。わたしが居るでしょ。」

爺「あんた看護婦さんだったんだ」

こんな案配です。

今日もお爺さん、博識を披露します。

看護士に小用させて貰っているときに一言…。
爺「(突然)看護婦さん、アインシュタインは原爆を作ったデスヨ。」
看「まぁ~○○さん。本屋さんだけあって博識デスネ」


…。ちょっと待て。これで良いのか。


調べてみた。
アインシュタインは原爆を反対する声明文を出していた。

因みに原爆を作ったのはロバート・オッペンハイマー。同じ所はユダヤ人。

惜しい…。(良いのか?〉俺)

隣は何をする人ぞ(その2)

隣に寝ている爺さん。とてもナースコールが多いんです。達人です。しょこたんブログの一日の更新回数くらい押しまくります。ナースコールの内容はこんな感じ。
看護士「○○さ~ん、どういたしましたか~」
爺「メガネが無くなったデスヨ。」
看「おでこについてマスヨ。」
爺「はぁ。誰かが乗せたデスネ。」
看護士さんも慣れたもので笑いもしない。こっちはカーテンごしに繰り広げられる光景が想像出来て吹き出すのを堪えるのに必死です。
ナースコールせずに声で呼びかけたりもします。今も隣から「すみませ~ん、足を閉じてくださ~い。」なんて言ってます。当然看護士さんは聞こえません。あれ、イビキが聞こえる。寝言か。でも足閉じてって…。夢の内容がとても気になる…。

隣は何をする人ぞ(その1)

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入院生活も2週間が過ぎました。これだけ入院していると面白い人たちにも遭遇します。今私の隣に寝ている爺さんは、私の人生の中でも最強に面白いです。ボケちゃってて。よく引っ越しした際隣が良い人だったりすると「隣が良い人に当たって良かったね」なんて表現しますが、ある意味大当たりを引きました。もう毎日がさんまのからくりテレビのご長寿クイズです。笑いをこらえるのに必死です。ついさっきの話。時間は2時半。真夜中です。寝ていると、隣から死にそうな声で「おぅ~い、おぅ~い」と声がします。まさか自分が呼ばれている訳はないと思い、寝ていたら突然隣との境のカーテンが開きました。隣の爺さんとご対面です。その距離50センチ。個人情報なんてここには通用しません。いとも簡単に仕切りのカーテンを開いてくれました。そして、一言。「方向まちがえた。」間違えたのは方向か。ナースコール押せよ。爺。基本が間違ってます。