Yonutubeで「渡辺貞夫・私の履歴書」を視聴しました。
この番組は、2013年11月に、テレ東で、夜10時半から全4回に渡り放映されたものです。
1999年に日本経済新聞に30回に渡り、掲載されていた記事が基になっています。
とにかく、大変充実した、意義ある映像に、感激しました。
今でも、余韻が続いています。
内容は、ナベサダさんの生い立ちから、ジャズの道へと進んだ、歴史が語られています。
紆余曲折を繰り返しながら、現在91歳でも現役で活動されています。
その音楽(ジャズ)にたいする、情熱と、真摯な前向きな向上心を持ち続けていることに感服しています。
私がナベサダさんを知ったのは、1960年代に某テレビ局で、ナベサダさんの音楽番組でした。
当時は、ボサノバを主に演奏されていて、本格的ジャズプレイヤーという認識はありませんでした。
これは、もちろん、私の無知によるもの以外ありません。
それにしても、思うのは、一流のプロでも、音楽(技術)に息詰まり、日々研鑽に励んでいるということです。
本当に、頭が下がる思いです。
ナベサダさんの日本のジャズ界の位置づけは、もちろん一流の刻印を押されているのは、間違いありません。
しかし、一部のジャズ愛好家からは、少し違和感を持たれているかもしれません。
特に、最近、アフリカ音楽へと、傾倒されています。
アフリカにはジャズの原点があるからです。
ライブハウスでの、ラストは、お客さんも一緒に楽しく、アフリカンを踊るようです。
ナベサダさんの、音楽への基本姿勢は、「楽しい」ことだと仰っていました。
それは、音楽を聴く、演奏する人たちに、共通する感情でしょう。
ナベサダさんは、たとえば、チャーリー・パーカーとスタン・ゲッツ、
バド・パウエルとオスカー・ピーターソンとの比較に似ているような気がします。
ナベサダさんは、後者(ゲッツ、ピーターソン)に位置するかもしれません。
これからも、少しでも長く、現役プレイヤーとしての活躍を祈っています。
ただ、一つだけ、ナベサダさんと、私の音楽に対する違いもあります。
それは、音楽は、「楽しい」だけでなく「悲しい」、「切ない」ものでもあるということです。
いや、ナベサダさんも、そのことは重々感じられていると思います。
最後に、ナベサダさん、北村英治さん、ソニー・ロリンズさん、ケニー・バレルさん、
私が、少しでも頑張っていられるのは、皆さんのお陰でもあります。
感謝しています。
