2024年8月2日雑記 | C'est ma vie

C'est ma vie

毎日平凡でいられることの、非凡さを求めています。

本当に今年の夏は特に暑いです。

 

世界的に高温で異常事態です。

 

全てがマイナスオーラに包まれています。

 

 

パリオリンピックが行われています。

 

全てが、最悪です。

 

誤審、不可解判定、設備、会場の不具合等

 

これで、フランス人の本性が暴かれたようです。

 

フランス人は、基本的に自意識過剰、自己顕示欲強烈、ボランティア精神の欠落・・・

 

まあ、私もどちらかと言うと、それに近いです。

 

私は、以前3年間ほどフランスとお付き合いありました。

 

フランス人の上司は、凄く頑固で、職人気質が強い人でした。

 

しかし、根は、優しくロマンティストでした。

 

とにかく、フランス人は、職場でも、お客さんの前でも、仲間同士で大声で口喧嘩します。

 

まあ、私もどちらかと言うと、それに近いです。

 

それにしても、自国の文化に対する誇りは、ある意味称賛です。

 

そして、フランスはパリとそれ以外の地域の二つの国からなる、という考えもあります。

 

フランス人にとって、パリは憧れであり、また、セーヌ川は、パリの象徴でもあります。

 

また、フランス人の中にある、脈々と受け継がれている、芸術、食文化に対するに素晴らしい感性は世界でも指折りの国であるのは間違いありません。

 

まだ、オリンピックも続きます。

 

或る意味、天然なフランス人を知ることも、一つの楽しみでもあります。

 

 

 

漫画家、つげ義春さんの、亡き奥様藤原マキさんが、米国の漫画賞アイズナー賞で、彼女の作品「私の絵日記」が、最優秀アジア賞を受賞されました。

 

(自転車を運転しているのは、つげ義春さん、助手席にいるのは、長男正助さん、そいて、先頭にいるのが、藤原マキさんです)

 

本当に、心から讃えたいと思います。

 

藤原マキさんは、つげ義春さんの奥様で、1999年癌の為、亡くなられています。

 

享年59歳でした。

 

マキさんは、元状況劇場の女優さんで、1975年につげさんと正式結婚されています。

 

「私の絵日記」は、マキさんが、家族の絵日記として書かれていたのを、出版社の担当者の目に留まり、一冊の本として出版されたものです。

 

1982年刊行です。

 

この絵日記は、マキさんと、家族(つげさん、正助さん)との一家の日常を描いたものです。

 

しかし、ほとんどは、正助さんが主役で、正助さんのために書かれたものです。

 

波乱万丈の日常生活が、素直に、素朴に、描かれています。

 

マキさんの、正助さんへの惜しみない愛情、もちろんつげさんへの愛情も、絵、文章から伝わってきます。

 

つげさんとマキさんは、決してオシドリ夫婦ではなかったようです。

 

しかし、第三者的にみて、素晴らしい夫婦の在り方だと思います。

 

要するに、口喧嘩はしても、そこには憎しみはないのです。

 

私、この本を読んで、ほのぼのとした幸せを感じるとともに、マキさんへの哀惜を痛い程感じます。

 

マキさん、存命なら、今年83歳です。

 

つげさん86歳、正助さん48歳、そしてマキさん83歳、まだまだ人生は続いて行くはずです。

 

3人揃って、2020年のフランスのアングレーム賞、授賞式典に出席されていたはずです。

 

しかし、今回のアイズナー賞受賞は、マキさんは、必ずどこかで見ていてくれて、喜んでいると確信しています。