今回はこちらの曲を紹介したいと思います。
George Michael
『One More Try』
1987年リリースのアルバム『Faith』に収録されています。
R&BブログでGeorge Michaelを取り上げる事に違和感を感じる人もいると思います。
だけどこの『One More Try』はUS R&Bチャート(当時はブラックチャート)で1位を記録しました。
そしてアルバム『Faith』もR&Bチャート1位を記録。
たしか白人アーティストで初めての快挙だったというのを読んだ気がします。
きっと歴史的な事だったんですよね。
George Michaelの歌い方はR&B独特の歌い回しやアドリブは少なく、基本的にはしっかりとメロディーを歌います。
歌声も爽やか。
だけど楽曲は紛れもなくR&Bの影響を受けてるんですよね。
R&Bをそのまま真似るのではなく、昇華して自分なりのR&Bを作っている感じがします。
そしてとにかくメロディーが素晴らしいんですよね。
R&Bチャート1位という記録があるのにR&Bとして取り上げないのは逆におかしいなと思いました。
とにかくこの曲は大好きで何度も何度も聴きました。
歌声もめちゃくちゃ好きなんですよね。
僕の知り合いもこの曲が好きで昔盛り上がった事があります。
その人は、
「この曲の何もない間奏が気になる」
みたいな事を言っていました。
確かに割と長い何もない間奏があります。
その事が頭に残りつつ、その後も何度も聴きました。
そして自分なりに出た答えは、
『考える時間』
なんじゃないのかなと思いました。
物思いにふける時間というか。
きっと本を読んだり映画を見たりした時も、それについて考える時間があったりすると思います。
それが何もない間奏の答えなのかなと思いました。
作った本人にしか分からないし、もしかしたら何も意味はないのかもしれません。
だけど聴く側はいろいろ考えてしまう事ってありますよね。
話がそれましたが、実は最近女性アーティストもいろいろ聴いてみようと思いMariah Careyを聴いていたら、この『One More Try』をカバーしている事を知りました。
Mariah Carey
『One More Try』
2014年リリースのアルバム
『Me. I Am Mariah... The Elusive Chanteuse』に収録されています。
George MichaelはAretha FranklinやWhitney HoustonやMary J. Bligeなど、R&Bアーティストとの共演も多いです。
きっとR&B界でもGeorge Michaelというアーティスト、そしてこの『One More Try』という曲は愛されてるのだろうなと感じ、今回取り上げるきっかけになりました。