ジャケットを見るとかなり濃いめな印象です。
確かに内容は濃いのは濃いんですが、程よい感じなんですよね。
スローが多く、アルバム全体を通して心地良く聴けるのもあって、僕はこのアルバムを何度も聴きたくなってしまいます。
1994年リリースなんですが、今聴いてもあまり古く感じないのもすごい所です。
それでは収録曲を何曲か紹介していこうと思います。
Shu-B
アルバムの冒頭を飾る一曲。
これが良いんですよね。
絶妙な曲というか。
せつなさもあり明るさもあり、濃さもあり聴きやすさもあり。
この曲が一曲目に収録されている事により、アルバムをまた聴きたい気持ちにさせてくれます。
驚きなのはこの『Shu-B』という曲、1991年にシングルリリースされているんですよね。
時期を考えると、時代を先取りしているような気がします。
そして2曲目に収録のこちら。
My Reason (For Loving Someone Else)
この曲も良いんですよね。
2人のアドリブが絡み合う所はたまりません。
続いて、
Tell Me Where It Hurts
こちらは王道のスローですね。
2人の歌声が濃いめなのもあり、ポップになり過ぎない感じがあります。
続いては数少ないアップのこちら。
Give Me One More Chance
New Jack Swing系の曲ですが、今聴いてもチープさはないです。
派手に攻める訳でもなく、アップですが気持ち良く聴けます。
最後にもう一曲スローを。
Mistery Love Affair
この曲も好きなんですよね。
やっぱりスローの出来が素晴らしいです。
どの曲を聴いても思うんですが、2人の歌声が素晴らしいんですよね。
1人がバリトン寄りの力強い声、そしてもう1人のファルセットが強烈。
アドリブが凄い。
コーラスが分厚い。
R&Bグループの醍醐味が充分に発揮されています。
しかも2人だけで。
最初の方にも少し書きましたが、楽曲が絶妙に良いんですよね。
収録曲の並びも良いのかもしれません。
一聴してすぐに「良い!」とか、すぐにハマってしまう訳ではないんですが、不思議な心地良さで何度も聴きたくなるR&Bの名盤だと思います。