今回はこちらの一曲を紹介したいと思います。
Boyz Ⅱ Men
『Doin' Just Fine』
Boyz Ⅱ Menお得意の泣きのバラード 。
たくさんのバラード曲、たくさんのヒット曲がありますが、この曲は特に好きなんですよね。
Boyz Ⅱ Menの曲の中で一番好きな曲を挙げてと言われたら、僕はこの『Doin' Just Fine』を選ぶかもしれません。
結構悩みそうですけどね。
割と静かめに始まるんですが、2番が終わった辺りからどんどん歌声が熱を帯びていき、ラストのWanyaのアドリブが激アツです。
R&Bの醍醐味の一つ、「アドリブ」。
他のジャンルではあまりないですよね。
「フェイク」とも言いますが、「フェイク」は歌うニュアンスを変えるという印象ですが、アドリブはもはや即興でメロディーと歌詞を作って、思うがままに気持ちを吐き出すというイメージです。
Wanyaはその「アドリブ」が凄いんですよね。
あと、アドリブが凄いと言うと
Johnny Gillが半端ないですが。
『Doin' Just Fine』はBoyz Ⅱ Menらしい曲なんですが、大ヒットしたシングル曲と比べると若干サビのメロディーはキャッチーではないと思います。
だけどそこが好きなんですよね。
キャッチーな曲は最初一気に好きになるんですが、飽きてくると言うと言い方が悪いかもしれませんが、徐々に聴く回数が減ってくるんですよね。
だけどこの『Doin' Just Fine』はじわじわと好きになって、長く何度も聴きたくなる感じです。
この曲とは関係ないですが、イメージ的にJoeの楽曲はそういうタイプのものが多い気がします。
R&Bに馴染みのない人にはキャッチーな方が受け入れてくれやすいと思うんですが、じわじわタイプはR&B好きが好きになる印象。
どちらも良いですけどね。
『Doin' Just Fine』は1997年にリリースされたアルバム
『Evolution』に収録されています。
このアルバムには他にも良い曲がたくさん収録されています。
また今度取り上げるかもしれませんが、
Jam & Lewis制作曲の
『4 Seasons Loneliness』や
『Human Ⅱ(Don't Turn Your Back On Me』などは特に好きですね。
『Doin' Just Fine』はメンバーの
Shawn Stockmanが制作しています。
Wanyaが目立つ事が多いですが、僕はShawn Stockmanの制作面や歌声に、才能ある人だなというイメージがあります。
R&Bにどんどんハマっていって、マニアになってくると王道のBoyz Ⅱ Menをあまり聴かなくなってしまいがちですが、やっぱり良いものは良いです。