今回はこちらの曲を紹介したいと思います。
Charlie Wilson
『Without You』
美しくもせつないバラード。
Charlie Wilsonの歌声が沁みます。
2000年リリースのアルバム
『Bridging The Gap』に収録。
Charlie Wilsonはめちゃくちゃ好きなアーティストで、好きな曲もたくさんあります。
だけどこのアルバムがリリースされた当時、実はまだ僕はCharlie Wilsonの事を知りませんでした。
今思えばR&B界のこんな重要人物を知らないというのは恥ずかしいのですが。
まだR&Bにハマりたてだったのでしょうがないですね。
誰にでもそんな頃はあります。
2000年は僕がR&Bにハマりだした頃。
バイト先でたまたま出会ったR&B好きな知り合いに、ブラックミュージックリビュー(bmr)という雑誌を教えてもらい、毎月購入して読んでいました。
そこに載っていたCharlie Wilsonのアルバム『Bridging The Gap』。
意外と取り上げ方はそんなに大きくなかった記憶がありますが、どうだったかなぁ。
なんとなく良さそうだなぁと思い購入。
ベテランだという事はbmrの記事を読んで知ってたんですが、聴いてみるとベテランとは思えない音の作り。
そして歌声もパワフル。
一瞬でハマりました。
Charlie WilsonはThe Gap Bandのメンバー。
たくさんの名曲を世に送り出しています。
ちなみに僕はこのアルバムを聴いて、後追いでThe Gap Bandも聴き始めました。
Charlie Wilsonの歌い方は、熱唱型R&Bシンガーはみんな手本にしてる印象ですね。
ただ、ずっと熱唱型のお手本的存在だと思ってましたが、今回聴き直してみて思ったのが、程よい熱唱だなと感じました。
The Gap Bandを調べてみると、デビューアルバムは1974年リリースみたいですね。
僕はまだ生まれていません。
The Gap Bandの
Charlie Wilson、
そしてThe Isley Brothersの
Ronald Isley、
この2人が僕のイメージでは昔から今も第一線の現役で活躍する2大巨塔。
R&Bに多大な影響を与え、たくさんのアーティストからリスペクトされてるイメージ。
The Isley Brothersも調べてみたら、デビューアルバムは1959年。
Ronald Isleyの方がかなり先輩なんですね。
話を戻しますが、この『Bridging The Gap』は当時旬のプロデューサーを迎え、完全に新しい音作りに挑んでいます。
Charlie Wilsonの歌声がその音にピッタリとマッチしてるんですよね。
アップテンポの曲も難なく歌いこなしています。
なので当時は最新の音を求めていた僕も、このアルバムは違和感なくアップもスローも一瞬で好きになったのだと思います。
そんな中でも王道バラードとも言える
『Without You』が一番好きなんですよね。
僕がスロー好きなのもありますが、人っていうのは結局みんなバラード好きなのかな。
ちょうど僕がR&Bにどっぷりハマる頃にリリースされたのもあり、このアルバムは数え切れないほど聴いた思い出のアルバムです。
これを聴くと当時住んでた場所や、その頃の状況などが蘇ります、、、。
このアルバム以降、割とコンスタントにアルバムをリリースしています。
そしてどのアルバムも良いんですよね。
音は少しずつ落ち着いて、ちょっとソウル寄りになってきている印象です。
今年69歳かな。
なぜか不思議とCharlie Wilsonの歌声や歌い方は古さを感じないんですよね。
そこが一番すごい所なのかも知れません。
最新アルバムは2017年にリリースした
『In It To Win It』。
5年ほど経つのでそろそろニューアルバムが出て欲しいなぁなんて思いながら待ってます。
《追記》
ブログを書き終えて、Apple Musicの方の曲目を見ていると、、、
14曲目に
『One Way Street(feat. Avant)』
なんだ⁉︎
初めて見た気がする、と思ってCDの方を確認すると14曲目は、
『Absolutely Remix』
やっぱり入ってない!
Avantとの共演、気になる、、、。