カフェーを出て、街のお店で、私の娘のお土産としてエーデルヴァイスのペンダントを買い、兄は私の娘にチロルの民族衣装を着た、かわいいディアンドルの人形を買ってくれた。

”ウイーンの森のワインの新造酒を飲ませるところ”Grinzing' へと繰り出した。

ここでは、チロルの民族衣装を着て給仕をしてくれる女の子、ディアンドルDirndl)が見られる。ディアンドルとは、「娘さん」「お嬢さん」といった意味の南部ドイツの方言。アルプス 山地の農家の女性たちが着ていた伝統的な衣装で、オーストリアの町中に出稼ぎにきたDirndlに由来する。

Grinzing (グリンツィング)は、一般に観光客にその年、或いは次の年の葡萄の収穫(次の新造酒が出来るまで)まで、ワインの新造酒を飲ませることで有名。『この新造酒のことを、Heurige(ホイリゲ)と言う。これは、’今日’と言う意味の Heutige(ホイティゲ・・今日出来たばかりの)に由来していると兄からの説明。さらに、続く。

これは最近の事で、第二次世界大戦の終わりごろまでは、近郊の人たちが新造酒を試飲するのを楽しみにこの村を訪れるので、新造酒が出来ると、家の軒先に’月桂樹の輪’や、花輪をぶら下げて、”今年のワインが出来たよ、いつでも飲めるよ!” と知らせたのだそうだ。

そしてワインを飲むと、序でに食事もした~いという人たちがいてそんな人たちのために、Snack を提供したり、軽食を出したりして、最終的に、現在のように、ちゃんとしたレストランにまで発展したと言われている。兄の話では、Grinzing' のワインの質については、最近では、観光目当てで、必ずしも美味しいとは言えないらしい。むしろ、ドナウ川の上流の丘陵地帯に良いワインがあったと言う。

とにかく、若くてかわいいディアンドルがいるGrinzing'レストランで兄弟がワインを飲みながら食事をするのは、一生で二度とはない機会である。食事が終わって、そのお店の前で、かわいいディアンドルと兄の3人で記念写真を撮らせてもらった。1泊2日のウィーンへの駆け足旅行だった。

兄との再会を誓って321日(日)にアテネに帰った。本来なら、ここに、かわいいディアンドルと一緒に撮った写真や、Grinzingの風情を撮った写真が載るはずであったが、、、、。

続く