復興はまだまだ遠いなと、感じた1日でした。
常磐道で福島県のいわき、富岡町、南相馬、小高を見てきました。
田んぼが田んぼじゃなくなってて、畑が畑じゃなくなってて、家が家じゃなくなってて、街が街じゃなくなってて。
海に近い所は更地になってるところが多かったけど、流されずに残ってる家屋はまだあって、ガラスは割れたままの家もあって、屋根の瓦が落ちたままの家もあって、町の1割しか住民は戻ってない地区も。
車を運転してくれた方が、故郷がこっちの方で震災後東京で暮らして5年振りに戻ってきて、何も無くなってて寂しいと吐いた言葉に、何も言えなかった。
自分が住んでた所が思い出がなくなった、そんな事考えるだけで辛い。
海岸の方にも足を運んで、たくさんの重機、トラックが走ってて堤防を作りテトラポットを積みあげてて、そこに打ち付ける波が激しくてちょっと怖くて切なくて、あたり前だった生活を飲み込んで行ったんだと思うとやるせない気持ちで、悔しい。
本当の意味での復興はいつになるんだろう、分からないけど少しずつでも進むしかないんだろう。
今年の3月11日からまだ10日ほどしか経ってないからお花がたむけられてて、テレビで報道されてるのを見るのと自分の目見て思うのでは全然違う感情気持ちが込み上げて来て、まだまだ忘れる事できないし、たくさんの事を伝えていかなければ、復興は終わらないんだなって。
運転してくれた方は昔から知ってて、いわきで押田といううなぎ屋さんをやってて今は、お兄さんがいわきで豚丼屋をやってます。