さっきから動悸が止まらない。
明子さんのこと報道されるたび、涙がでてしまう。
葬儀の映像も流されていた。
少女のすすり泣く声も聞こえた。
何を思って泣いてるの?
ひとりにしたのあなたたちじゃないの?
六年生だからそれぐらい分かるよね。
もしかして、自分も被害者なんて思ってない?
みんな加害者!
家の娘とかぶってしまう
前の学校の時、「あっちへ行って」「○○が来た~っ」
それでも勇気を出して「一緒にあそぼ」って行くと娘を押し倒して、「ごめ~ん押しちゃった」と
転んだ娘を見てケラケラみんなで笑う。
その中には以前いじめられた子で娘が助けた子もいてた。
子供は残酷だ。またずるがしこい、大人の前と子供だけの時とでうまく使い分ける。
加害者の親は自分の子供を信じたい。または信じきっている。
苛めておいて逆恨みの感情すら持っている。
家の子をいじめていた4人グループで謝罪していただいたのはたった一人の人だけだった。
転校後、謝罪の手紙が届いた。
不思議なものでその手紙一通で心の重圧が軽くなった。
今の学校でも色々あったが転校させて本当に良かった。
環境を変えてあげられることができて本当に良かった。
でも明子さんはもう戻ってこない。
悲しすぎる。