海のものと、山のものと、小さいひとと。 -3ページ目

ほっこり

 遊園地の帰り、温泉に寄って帰るというのが我が家の定番です。

 

 めいっぱい遊んだ後、決まって、なおくんが

 「温泉に行こう。」と言うので、

 「そんじゃまぁ、そうしましょうか。」ということになって、日帰り温泉に立ち寄ります。


 「今日は誰とお風呂に入るの?」と聞くと、たいていは、

 「おかあさん。」というので、

 「そんじゃまぁ、そうしましようか。」となるのですが、私も、ゆっくりしたいから、旦那さんと協議の結果、男風呂から旦那さんが上がるタイミングで、女風呂にいるなおくんに上がってもらうことにしました。


 私は、なおくんのお着替えを手伝って、送り出し、休憩スペースで待つ旦那さんが、キャッチするという作戦。


 作戦は、大成功。


 二度寝ならぬ、二度入りの温泉。

 束の間、ゆったりした時間を過ごしたあと、合流すると、なおくんが、

 「お母さんの分、一個、残してあるよ。」と、走ってきてテーブルの上のアイスのピノの蓋を開けて見せてくれました。


 私を待つ間、旦那さんに買ってもらった大好物のアイスです。

 中には、端っこに一粒だけ残したピノ。

 なおくんは、箱の中のピックをツンツンと指さします。


 「いいの?」と聞くと、「食べて」と、再びピックをツンツン。

 私は、そのピックを使って、パックっと食べました。

 「美味しいね、なおくんありがとう」と私。

 「ちょっと、中がとろりとろけてた?」と、なおくんはニコニコ顔。


 やさしい気持ち、ゆっくりゆっくり大きくなあれ。


 心も、体も、ほっこりでした。