JDistrict :SPB ep5 「家族のいるもの」

 

レト:誰に会うんだ?

クレゲイン:監獄王だ

レト;監獄王?なんだその中坊が考えそうなあだ名は・・・

クレゲイン:周りがそういってるだけだ。まあ実際にここの重鎮ってわけだ

レト:なんで俺がそいつに会わないといけないだ?新人の挨拶ってわけでもねぇだろ?

クレゲイン:お前の噂を聞いて王が話を聞きたいんだとさ

レト:何か俺にメリットあるのか?

クレゲイン:ファミリーに入れるかもしれねぇな

レト:そういえばさっきのやつもいってたけど

   そんなにファミリーに入らないといけねぇのか?

   俺も何年かここにいるがずっと一人だぜ

クレゲイン:あんたは今まで独居房だったから広場にくることもなかっただろう

レト:今でも独居房だけどな

クレゲイン:この広場にいるってことは

       いつ誰が襲ってくるかわからねぇ

       一人で対処するには無謀だってはなしだ

レト:でもあそこにいる奴はどうみても一人だろ?

クレゲイン:あいつも厄介者だ

       前にバカって言われて激怒して看守の股間を引きちぎったらしい

レト:いろんな意味で恐ろしいやつだな

クレゲイン:怪力だが頭は弱い

       いいように手名付ければかなり優秀なコマになるかもしれねぇな

レト:でも誰も手にいれようとしていない

クレゲイン:そういうことだ

                 手に負えない優秀なコマより

                 言うこと聞くゲスの方が扱いやすい

レト:それはいえてるな

クレゲイン:さあ中にはいってくれ

レト:なんか暗いな・・・

クレゲイン:この中は看守も知らない場所だからな

                 さあ見えてきたぜ

ベイン:やっときたか

レト:あんたが俺を呼び出したやつか?

ベイン:なんでそんな拘束衣着てるんだ?

レト:知らねぇよ

       看守に聞いてくれ

ベイン:今度聞いとくよ

           さっそくだが、お前に聞きたいことがる

レト:俺が知ってることなら教えてやれなくもないが

       お前は何を俺に与えてくれる?

ベイン:俺のできる範囲なら何でもしてやろう

レト:いいだろう

       それで聞きたいことってなんなんだ?

ベイン:お前にはコウモリが見えるか?

レト:なんの話だ?

ベイン:お前はコウモリに詳しいって聞いてな

 

レト:コウモリ?バットマンのことか?

ベイン:誰だ?バットマンっていうのは?

レト:昔ゴッサムシティで自警活動していた男だよ

ベイン:そいつはまだゴッサムシティにいるのか?

レト:ああまだいるはずだぜ

   ここから出れたら案内してやるよ

クレゲイン:それがお前の望みか?

レト:本当ならもうここからでてるはずなのによ

       ヴィトの野郎が約束まもらねぇからよ

ベイン:いいだろう

            ここを抜けることぐらいたいしたことじゃない

ベイン:クレゲイン!みんなに伝えろ暴動を起こす

クレゲイン:はいボス

 

続く

 

JDistrict :SPB ep7「それぞれの企み」