前回
レト:おい!いつになったらここから出れんだよ!?
看守:そんな話は聞いてないぞ
レト:あ”?どうなってんだ?ヴィトが手配したんじゃねぇのかよ
レクター:恐らくジョーカーが手を回したかヴィトが手続きをやめたかだろうな
レト:俺をだましたってことか?
レクター:ヴィトは知らんが私はお前の兄貴に裏切られた
あれだけの恩義をこのような形で返されるとは思いもしなかったがな
レト:あんた兄貴と何をしたんだ?
右京:ジュニア君に王の姿を見る人が多いというのは?
トニー:昔からこの地区に住んでいる人にとって王は象徴であり心の支えだった
そんな象徴がいなくなり人々は落胆したが
今から2・3年前に区長のジョーカーがジュニアを連れて公の場にでてきたんだ
その姿を見たものは皆王族の血筋だと確信した
右京:でもジョーカーはジュニア君を自分の息子だといいはっていますよね?
トニー:直接会って話をしたわけではないがそう聞いている
笹本:右京さん・・・
右京:どうしました?
笹本:大友地区長が・・・
大友:杉下さん仕事中ですか?
右京:いえ、有給を取らせていただいています
大友:そうですか・・・なら強制的にでていけとはいえませんね
でも状況が状況なので協力していただきますよ
ヴィト:大友さん?王子はここに?
大友:部下の話ではここにいるようです
ヴィト:案外早くたどり着きましたね
トニー:コルレオーネ・・・
大友:ここにジョーカーの息子がいるはずだが、連れてきていただけるかな?
右京:先ほどまでここにいたんですが、どこにいったんでしょうね?
トニー:おそらく本堂にでもいっているのでしょう
私が探してきますよ
大友:部下を一人一緒に連れて行ってください
トニー:かまいません
ブルース:王子の真相を知っているのはあの後この地区に残った私とあなただけ
王子がヴィトにつれて行かれれば真相はばらされる
そうなれば国王のこともばれる
イップマン:王子の件はジョーカーが勝手にやったこと
お前が責任を問われることはない
だが国王のことはバレれば王家は完全に滅亡する
ブルース:どうするのが一番いいのか…
ジュニア:ブルースのおっちゃん!警察の人が会いたいっていってたよ
ブルース:ジュニア君か
体調は悪くないのかい?
ジュニア:体調?いつも通り絶好調!
そのおっちゃんは?
ブルース:彼は私の師匠のイップマン
武術の達人だ
ジュニア:おっちゃんよりもそっちのおっちゃんのほうが強いの?
ブルース:私の師匠だからね
イップマン:あなたはここにはいないほうがいいかもしれません
外にはコルレオーネが来ていると聞いた
ここは私に任せてあなたたちは王宮に逃げなさい
ジュニア:王宮?
ブルース:リー家には王宮への抜け道があるんだよ
ジュニア:すげ~でもクロウ待たないと
ブルース:あいつならすぐに王宮にくるだろうから大丈夫だ
ちょっとまっててくれ
ジュニア:すげ~
ブルース:ここから王宮に直接いける
さあ行きましょう
ジュニア:すげー何この秘密基地みたいなの~
ブルース:ジュニア君には伝えておきたいことがある
王宮に行ってから話をしよう
レト:兄貴の息子は生きてるってことか!?
レクター:王子の体を使ってな
レト:難しいことはわからねぇがそりゃすげぇな!
頭だけを交換したってことか?
レクター:脳の交換だな
レト:兄貴の息子は事故にあって、あまりにも損傷が酷いから整形手術をしたってきいてたが
どうりで見た目が別人になっていたわけだ
レクター:ヴィトが動かなかったんだとしたら
お前さんの情報だけではジョーカーの息子が王子とは断定できなかったのだろう
レト:でもそれって存在としてはどっちになるんだ?
レクター:さあな…だがあの子は私の最高傑作だ
レト:そうなると俺はこのまま務所暮らしってことになるのか
レクター:お前さんはここからでて何がしたいんだ?
レト:まあ表にでても暴れることぐらいしかできねぇがな
レクター:外にでることなんて簡単なこと
レト:何いってんだ?
レクター:看守!
看守:なんだ?
レクター:レトの様子がおかしいんだがこっちに来てくれないか?
看守:なんだって?ちょっと待ってろ
レクター:・・・・・・
看守:・・・
レト:おい!おっさん今何したんだ?
レクター:簡単なこと
看守:出るんだ

レト:ピクリともしねぇぞ?
レクター:彼の役目はこれで終わりです

レクター:頭をドーン・・・

バン!
レト:なんだこれ!すげぇな!

レクター:それでは復讐はじめますか?
レト:あいつとあいつと・・・ハハハハハ
続く















