近頃SL記念列車の動画が多く投稿されている、しかしにわか機関士が多いのか目に余る運転が多いので、あえて苦情を呈する、
まず、発車の際の警笛(汽笛)が異常に長いのである、汽車列車には自動扉がなかったため、発車時に起動を知らせる合図である、そのため機関車〈蒸気、電気、ディゼル)の発車では適度吹鳴が義務ずけられている、ゆえに電車列車ではドアが閉まると無音で発車する、
そこでたまに運転する機関士はパフォーマンスとして30秒くらい長緩汽笛で注目を集めている、さて起動すると、むやみにシリンダドレンを無駄に排出して画を面白くしようとしている、これはシリンダ内が冷えているときに蒸気が水に戻り、ピストンの圧力により(液体は圧縮できない)シリンダを打ち抜きしないように水分だけ排出するのである、パフォーマンスのためではない、
シリンダには安全弁が設けられており、水がたまるとパッチンと音で知らせてくれるが、その前にドレンを排出しておく、しかし冬の一番列車でない限り、動画で見るようなやたらと蒸気を無駄にしないのが腕の良い機関士なのである、一生懸命石炭を炊き蒸気を作ってくれる、機関助士のご苦労を気遣うべきである、機関士の自己満足ではならない、走行中はカットオフを速度、勾配に合わせて絞るべきである、シリンダ内に吸気する蒸気の膨張を大いに利用して、機関助士にやさしく、乗客に振動の少ない運転に心がけるべきである。
しかし私は、本線上で旅客列車の運転は未経験である、違いは旅客列車、と貨物列車の運転は速度の違いと、ブレーキの違いである、負荷空気溜めがない貨物のほうがはるかに技術が難しいのが私の経験である、さすがに昔の動画を見ると感動する。
以上、年寄りのいちゃもんである。