近頃SL記念列車の動画が多く投稿されている、しかしにわか機関士が多いのか目に余る運転が多いので、あえて苦情を呈する、

 まず、発車の際の警笛(汽笛)が異常に長いのである、汽車列車には自動扉がなかったため、発車時に起動を知らせる合図である、そのため機関車〈蒸気、電気、ディゼル)の発車では適度吹鳴が義務ずけられている、ゆえに電車列車ではドアが閉まると無音で発車する、

 そこでたまに運転する機関士はパフォーマンスとして30秒くらい長緩汽笛で注目を集めている、さて起動すると、むやみにシリンダドレンを無駄に排出して画を面白くしようとしている、これはシリンダ内が冷えているときに蒸気が水に戻り、ピストンの圧力により(液体は圧縮できない)シリンダを打ち抜きしないように水分だけ排出するのである、パフォーマンスのためではない、

 シリンダには安全弁が設けられており、水がたまるとパッチンと音で知らせてくれるが、その前にドレンを排出しておく、しかし冬の一番列車でない限り、動画で見るようなやたらと蒸気を無駄にしないのが腕の良い機関士なのである、一生懸命石炭を炊き蒸気を作ってくれる、機関助士のご苦労を気遣うべきである、機関士の自己満足ではならない、走行中はカットオフを速度、勾配に合わせて絞るべきである、シリンダ内に吸気する蒸気の膨張を大いに利用して、機関助士にやさしく、乗客に振動の少ない運転に心がけるべきである。

 しかし私は、本線上で旅客列車の運転は未経験である、違いは旅客列車、と貨物列車の運転は速度の違いと、ブレーキの違いである、負荷空気溜めがない貨物のほうがはるかに技術が難しいのが私の経験である、さすがに昔の動画を見ると感動する。

 以上、年寄りのいちゃもんである。

 

駅弁でも買って 2016年4月4日、東京の地下鉄で乳母車と車両の挟み込み事故が起きてしまった、乳母車をドアに挟み込んだまま発車し、ホーム端の建造物に当たり壊してしまう事故であった、日本の鉄道車両のドアには新幹線を除き20~25ミリの隙間があり、もの(指、手)が挟まっても抜き取る余裕を持っていて、その隙間を柔らかいゴムで雨水の侵入を防止している。

 これは、手や服が挟まっても怪我なく処理できるように配慮されている、一応問題なく戸閉が出来れば側灯(車両外側)が消え、力行回路が構成されて、走行できる、1センチぐらいだと問題なく力行回路が構成されてしまう。

 3センチ以上が挟まるとドアは閉まるが近接スイッチにより側灯が点灯し、走ることができない、

 今回の事故はこの隙間をスルーして回路が出来、発車してしまった、しかし車掌の目視、乗客の「非常ボタン」の扱いにより未然に防ぐことが出来たはずである、何はともあれ車内警報が鳴ったら車掌は安全優先で緊急停止措置をとるべきである、この車両の新米車掌としては、やってはならない失敗であるし会社の信用問題である、このくらいは大丈夫はNOである、この場合人命に及ばず不幸中の幸いであった、「結果オーライ」は論外。

 私事であるが、機関士の時、軌道内に子供を発見、警笛を鳴らすが平然としている、すかさず非常ブレーキで緊急停止、事故は避けられたが、50数両の貨車にエアーを込めるのに数分はかかる、再起動はブレーキ試験その他、大変なロスである、しかし安全側に操作は正解であった。

 この車掌の再教育は必要である、安全第一は社是である。

 

 新幹線ではこの扉の隙間はない、これは「耳ツン」現象を防止するため扉をコロで押しつけ、隙間ゴムを膨らませ密閉している、この様なことで、発車間際の飛び込み乗車はお止めください、駅弁でも買って、次の列車で楽しいご旅行をお楽しみください。

2015年8月4日 東海道新幹線で台車部分を覆うカバーの落下による車両破損事故を起こしてしまった、0系時代にはカバーは無く毎年冬は雪の中を走行し、台車等に付着した雪が暖かい地方に来て解けて落下し、バラスト(砕石)を跳ね上げトンネル内で窓ガラスを破損することは複数回起こしていた、 内側のガラスは強化ガラスを使用し乗客には被害が及ばない配慮はしていた、 対策として関ヶ原付近には雪の舞い上げ防止用スプリンクラー、大磯付近には覆いをつけ実験を行っていた、また、事故でひび割れたガラスには次駅でテーピングをして安全速度で運転する、という前時代的な方法で対処してきた また、雪の付着を確認したらトンネルの多い温暖な静岡県に入る前に東は小田原、西は名古屋で全車両の雪落しをして車両破損を防いでいた(結構お粗末)、   新幹線開業50周年のドキュメントに、雪害対策用カバーを取り付け、速度向上と、その点検方法を3重チェックしながらとくとくと説明していた、 感心しながらこの映像を拝見した
  しかしこのカバーがはずれ雪より大きな打撃を与えてしまった、この点検方法(ハンマーによる打音検査)が効果ないとすれば、誰が見ても(閉位置)わかるように掛け金方式にし特殊な道具で開閉をするように改善すべきである、そのときは空気抵抗も考慮した構造を提案する。
 いずれにしても何重チェック方式にしても1箇所見落としすれば今回のように大事故にもつながる恐れがある、乗客に安全な旅行を提供するには チェックの回数ではなく確実性である。再考を促したい