現ファームでの最後のパッケージを完成させた。いつもどおりの達成感があり、特にこれといった感慨があるわけでもない。 一区切りではあるが、次を向いて進まねばという思いである。


ひとつ思うのは、クライアントにはバリューを出せたと思うが、ファームに貢献できたかということ。実はファームに貢献するという思いで仕事をしたことはなく、結果として何かしら貢献できていればいいだろうとのスタンスだった。


結論から言うと、特別なノウハウや知見を残したことはない。但し、自分のスタッフは大きく成長させることができたと思う。彼らがバリューを出せる経営職人として自立しだしていることが、ファームへの貢献と言えるだろう。


但しこれからもこのスタンスを変えることはない。あくまで向き合うべきはクライアントであり、ファームへの貢献はあくまで結果。ファームへの貢献という内向き姿勢になった途端、利益の優先先がクライアントではなくなり、コンサルとしての仕事の意義が崩壊してしまうと思う。コンサルは尽きるところ接客業だと思う。